Fallout3 Following in His Footsteps

Fallout3 Following in His Footsteps

Vault101から初めて外に出た。
目の前には、荒れた大地が広がっている。

『さてと・・・これからどうしたものかな。』
Pip-Boyで地図を見てみると、少し離れた場所に居住区のようなものがあるようだ。
とりあえず、そこを目指してみようか。

ブッチから貰ったトンネルスネークの革ジャンを羽織り、先へと進む。

それにしても。
父さんは、どうして急にVaultを飛び出して行ったんだろう。
どうして。

どれだけ考えてもわからない。
確かに最近はジョナスとこそこそ話し込んでいることが多かった。
ジョナスは父さんの脱出の手伝いをしたために、拷問されて死んだ。

そんなことを考えながら歩いていると、プロテクトロンが急に現れ警告音を発した。

「妙な真似をすると、この銃が火を噴きますよ。」
咄嗟にバットを構える。

『君は、なんだ?ここは・・・?』
「私はこの町を守っています。ここはメガトン。何もしないのであれば、中に入ってよろしい。」
『メガトン?』

ウェルドと名乗るプロテクトロンは銃を下ろし、街の中へと進むよう促す。
Vault以外で暮らす人に会うのは初めてだ。
兎に角、いろんな人に話を聞いて、父さんの行方を追わないと。

錆びついたトタンで作られた重たい扉を押し開けた。



どうしたものかときょろきょろ辺りを見回していると、1人の男が近づいてきた。

Patrickの目の前で立ち止まり、上から下までじろじろと見定めている。
『なにか・・・?』
「ふむ。見知らぬ旅人が来たと聞いてやってきたら、Vault居住者か。」
『ぼく、いや俺がVault居住者だと、何故わかるんですか?』
「何故?そのスーツで一目瞭然だろう。」
ルーカス・シムズと名乗る男は呆れたように言う。

自分が世間知らずであることを思い知らされたような気がして、少し恥ずかしくなった。

『すみません。初めて外に出たから。』
シムズは頷いて、メガトンについて色々聞かせてくれた。

食事するところ、武器や防具を買うことができるところ、皆が集まるバーもある。
もしかしたら、なにか情報があるかもしれないが、コリン・モリアーティには注意することだ。
街の真ん中に鎮座する爆弾の事も聞かせてくれた。

爆弾の解除をしてくれたら恩に着るのだが、とシムズ。
『爆弾・・・ですか。考えておきます。色々教えてくれてありがとうございます。』
「ま、街の中で暴れたりしなければ、いつまでもいてくれていい。」



メガトンの中を見て回るか。
コリン・モリアーティって人に父さんこと、聞かないとな。


ジェニー・スタール:食料品を売ってくれる。

屋根の上に橋が渡されていたりして狭い場所に家々が犇めき合っている。
目に映るものすべてが目新しく、面白くて、人にぶつかりそうになりながら、夢中になって見て回る。

そうだ、武器や防具の修理をしたいんだった。
クレーターサイド雑貨店だったっけ。行ってみよう。
※Fallout3はNewVegasと同じようにニコイチ(同じ種類の武器・防具を使って修理する)修理。その他に武器や防具を取り扱っている店で修理してもらうことが可能(要キャップ)。

クレーターサイド雑貨店に足を踏みいれると、赤毛の女性が嬉しそうに出迎えてくれた。

「Vaultから来た迷子なんですってね!会えて嬉しいわ!」
『ま、迷子・・・?や、俺は迷子ではなくて。』
「あら、そうなの?まぁ、どっちでもいいわ!それより外を旅してきたんでしょ?」
『え、ああ、まぁ。今日、初めて外に出たんだ。』
「あ、いいこと思いついた。君があちこち旅した話を本にしない?」

女性の名はモイラ・ブラウン。
外の世界(ウェイストランド)の役立つ情報を集めたものがあるといいと思っていたと説明する。

「君は外を旅して得た情報を私に教える。私はその報酬を払う。どう?」
そうだ。ここはもう守られたVaultじゃない。生きていくために糧を得る必要があるんだ。
目の前でにこにことしているモイラを見つめる。

『・・・わかった。どんな情報でもいいのか?』


クエスト:Wasteland Survival Guide 開始

手始めに、近くにあるスーパーマーケットへ行って食料や薬があるか確認してきて欲しいと言う。
しかも手に入れた食料品や薬はPatrickものにしていいというのだ。
『いいのか?持ってきたものを折半するとかでもいいんだぞ。』
「あー、いいのいいの。外に出て危険な目に遭うのは君だしね。」
『身も蓋もない言い方だな。ま、確かにそうか。じゃあ、見つけたものは有難く俺のものにするよ。』

じゃあ、これで契約成立ね!
がしりと手を握り、モイラは微笑んだ。



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