Fallout NewVegas ;For Auld Lang Syne

Fallout NewVegas ;For Auld Lang Syne

アルケイドが周りの様子を気にする素振りを見せるため、Lucky38から出て話をきくことにした。

『せんせい、どうしたの?話ってなに?』
「Lucia、お前は・・・大変なことに巻き込まれたな。」
Luciaを見つめた後、遠い記憶を辿るような目をして、アルケイドは視線を落とした。

「・・・俺は、最初からアポカリプスの使徒にいた訳じゃないんだ。」
ぽつりぽつりとアルケイドが過去を話し出す。

死んだ父親は大戦前のアメリカ政府の残党であるエンクレイブの士官だったこと。
エンクレイブは、人々を誘拐するなどの悪事を働いていて、最終的には倒されてしまったこと。
アルケイドは沿岸部のナヴァロで生まれ、母親に連れられて南部へ移動しながらNCRに溶け込んだこと。

「ナヴァロはNCRに制圧された。そこから逃げ出した残党はB.O.S.に殺されたりした。」
『皆いなくなってしまったの?』
「いや、俺みたいに息を潜めている奴らがまだいるんだ。」
溜息をつくと、リージョンにダムを制圧されるのは避けたいが、NCRにVegas地区を占領されるのも正直なところ良い案だとは思えないと言う。

「できれば、NCRがVegas地区を占領することなくHoover Dumで勝利させる支援方法を考えたい。」
『うん。』
そこで、エンクレイブの残党に力を貸してくれるよう頼んでみないかと提案するアルケイド。

『わかった。会って、お願いしてみる。』
「ブーンは・・・いい顔をしないかもしれないが、NCRだけではリージョンを押し返すだけの力がないと俺は思っている。」
多分、ブーン自身も気づいているとは思うとLuciaは感じていた。
口に出したりはしないけれど。


クエスト:For Auld Lang Syne 開始

※ブーンの個人クエのように開始するためには必要なポイントがある。
キャンプマッカランとか墜落したベルチバードとか特定の場所に行ったり、特定のクエストでの回答でポイントがたまる模様。



アルケイドがつけてくれた地図の印を頼りにJacob’s Townへとやってきた。
レックスを助けてくれた、ドクター・ヘンリーがエンクレイブの残党だったとは。

相変わらずコテージで研究に勤しんでいるドクターに声をかける。

『ドクター・ヘンリー、久しぶり。』
Luciaの隣に立つアルケイドを訝し気な表情で見つめるドクター・ヘンリー。

「・・・いったい、なんなんだ?」
『えーと、元エンクレイブのメンバーを集めようって。』
「何故、君が知っているんだ?」
「ドクター。私は・・・アルケイド・ギャノン。ナヴァロにいた頃に世話になった・・・。」

ドクター・ヘンリーは暫くアルケイドを眺めていた。
「ナヴァロ?お前さんは、ああ、あのチビすけか!」

改めてドクター・ヘンリーに手伝いをして欲しいとLuciaが頼み込む。

ドクター・ヘンリーからの同意を無事得ることができ、ほっとした2人は続いてノバックにいるデイジー・ホイットマンにも声をかけに行くことにした。

デイジーはベルチバードの飛行士で、最後のミッションを含めて12回も大空を飛んだらしい。
「彼女にとって、エンクレイブに加わることは大した意味は無くて。ただ空を飛びたかっただけなんだ。」
『空を飛ぶって、どんな感じなんだろう。』

デイジーの部屋のドアをノックする。
中を覗き込むと、初老の女性が出迎えてくれた。

「あら、あんたはブーンと一緒に旅してる子だね?」
思わず赤くなるLucia。
デイジーはLuciaの後ろに立っているアルケイドに気が付いた。

「や、やあデイジー。」
「アンタは誰だい・・・?待って、もしかしてクラウスんとこの坊主?」
アルケイドが頭を掻いて、エンクレイブ士官だった父親の名前を出す。
デイジーは懐かしさに目を見張る。

改めて、Luciaからパイロットとして力を貸して欲しいことを伝えた。

「ベルチバードを操縦してから大分経ってるけどね。」
『いいの。お願いできるかな?』
「また空を飛べるなら、それだけでいいさ。力を貸そう。」
「デイジー、恩に着るよ。」

ドクター・ヘンリー、デイジー・ホイットマンに力を借りることができそうだ。
さて、次は誰のところに行こう。



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