大統領の演説は中断された形になってしまったが、暗殺を未然に防ぐことはできた。
ムーア大佐が呼んでいるぞとレンジャー・グラントが声をかけてくる。
ブーンと視線を交わし、ムーア大佐の元へと向かう。
2人が戻ると、ムーア大佐は満足そうに頷いた。
「大統領は無事なようね。」
『ベルチバードで飛び立ったのを見届けたわ。』
「よろしい。あんたたちが警護に出ている間に、オリバー将軍が来た。」
「・・・オリバー・・・将軍が?」
ちらりとブーンを見て、肩を竦める。
「そう。戦略の変更を全将校に説明するためにな。」
そしてLuciaに向き直ると、オリバー将軍が会いたがっていると伝える。
※ここから先へ進むと他の場所へ移動できなくなるので、もしやり残しがあるなら「まだ準備ができていない」と伝えること。
オリバー将軍が待つオフィスへと向かう。
ブーンは眉間に皺を寄せたままだ。
そういえば、シュー大佐が上に立つべきだ、と言っていたことをLuciaは思い出す。
オリバー将軍は、2人を値踏みするように眺めている。
オリバー将軍から、リージョンとの戦いに手を貸す様にと話を聞かされているところへ、ジャンプスーツをきたメカニックが慌てて飛び込んできた。
「Sir!大変です。リージョンの一団が発電所内部になだれ込んできているようです!」
「なに!?どういうことだ。」
「詳しくは不明ですが、どうやら取水トンネルを使って侵入してきたとか。あと・・・」
「まだ何かあるのか!?」
「東岸にやつらがLegateと呼ぶ指揮官がキャンプを設置したようです。」
オリバー将軍は大きな溜息をついて、メカニックを下がらせる。
「この状況を打開するために、君の手を借りたいと願っている。やってくれるかね?」
『わかったわ。』
「よろしい。君にはダムの東岸に設置したキャンプにいるというLegateとやらを排除してもらいたい。」
ろくでなしどもを始末してこい!と息巻くオリバー将軍。
※まずはダムから出る。その際にタービンのほうから侵入してくるリージョン兵をどうにかしようと提案される。方法はというと・・・圧力解放バルブを使って水で押し流す。
NCR兵と共に移動しながら、侵入してくるリージョン兵を倒す・・・のですが、兎に角画面がカクカクして大変でした。
NCR兵も多い、リージョンも多い。
私は必死に戦っているうちに外に出てしまい、オプション達成できませんでした・・・。
無我夢中で押し寄せてくるリージョンたちを倒しながら先へと進む。
扉を開けると、外はすっかりと暗くなっていた。
東岸に設置されたというリージョンのキャンプを探し出さなければ。
NCRのレンジャー・ベテランコマンダーが応援に来てくれたり
エンクレイブ・レムナントだ!(Dr.Henryだね)
「Lucia、9時の方向だ!」
次から次から、リージョンたちが襲い掛かってくる。
恐らく彼らのキャンプが近くにあるのだ。
先を偵察していたジュダ・クリーガーが姿を現す。
姿勢を低くして、キャンプの入り口と思われる場所を指さした。
あそこがLegateのキャンプ。
振り返ると、NCR兵やレンジャー部隊、レムナントの皆が指示を待っている。
『よし、行こう!』
現れたNCR兵を迎え撃つリージョン。
キャンプに叫び声が響く。
ブーンとLuciaは、エンクレイブ・パワーアーマーを着こんだジョンソン達と共にLegateを探す。
「お前が、運び屋かぁ!!!!」
大音声と共に何かが姿を現した。
足元には切り殺されたNRCレンジャーが倒れているのが見える。
リージョン兵を倒しているところに現れたLegateにやられてしまったようだ。
その巨大な姿と迫力に思わず足が止まるLucia。
ブーンがぐいと肩を掴んで後ろへ追いやる。
「Lucia!俺たちが足止めをするから、お前はまず武器を狙って落とすんだ!」
ブーンとジョンソンがLegateの足を狙って撃ち続ける。
頭は頑丈そうな兜で守られている。
あの大きな武器を落として、攻撃を削がなくては。
遅れてDr.Henryもやってきて、加勢する。
Legateが一瞬怯んだのを見逃さなかった。
どさり。と大きな音を立てて、Legateが崩れ落ちた。
「あとは残りのリージョンどもを片付けるだけだ!」
背中を軽く叩いて、ブーンがLuciaの横をすり抜ける。
テントに隠れているリージョンたちを洗い出すのだ。
詰めていた息を大きく吐き出す。
ちらりと視界の片隅で、何かが動いたような気がした。
『・・・。』
リージョンたちを全て片付け終えた頃、悠々とオリバー将軍がキャンプへやってきた。
折り重なる死体を見て、満足そうだ。
「見事な働きだった。よくやった。」
『皆が、力を貸してくれたから。』
「すべて君のおかげだ。西部全ても君に感謝するだろう。・・・権利放棄書にサインをしてからの話だが。」
オリバー将軍の言葉を聞き、思わずブーンが銃に手を掛けようとする。
その動作を押し留め、Luciaは少し休みたいと伝える。
その言葉を同意を取ったのか、オリバー将軍は満足そうに頷いた。
「いいだろう。我々がここの後始末をしよう。」
グッドスプリングスの墓場に入ることを免れた運び屋は、またも死を免れた。
モハビ・ウェイストランドはすっかり変わってしまった。
※バグで音声が流れず、みんながどんなエンディングを迎えたのか不明っていう・・・。
そして、運び屋の旅は終わった・・・。今のところは。
新しくなったモハビ・ウェイストランドでは戦闘が続き、血が流れ、
生き残る者もいれば死ぬ者もいた。そしてそれは、旧世界と同じだった。
戦争だけは、決して変わることはないのだ。
War…War Never Changes.
Fallout NewVegas。Luciaの旅はこれで終わり。
2019年からスタートして、5年がかりでしたね・・・。
DLCをプレイするか、Vesperを動かすか悩み中。
長らくお付き合いいただきありがとうございました!
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