Skyrim AE~Jade編 忘れないで・・・(Forgotten City)9

Skyrim AE~Jade編 忘れないで・・・(Forgotten City)9

※注!
クエストMOD「Forgotten City」を進めて行くので、ネタバレ見たくない人やこれからプレイする予定のある人は、先に進まないでください。



城塞にある、唯一鍵のかかった部屋。
そこに・・・何かが隠されている。
ドリーの兄ハルバルは、その謎の為に殺されてしまった可能性がある。

でも、誰に?

ハルバルは首長メテルスのことを信頼ならない人物だと称している。
そういえば、人が死んでいるのに何故ドゥーマーの掟が発動しないんだろう。
ハルバルの死体は見つかっていない。

Jadeが難しい顔をして考え込んでいることに気付いたマーキュリオが、眉間の皺に指を当てる。

マーキュリオ:凄い顔してるぞ
Jade:もう!考え事してるんだってば!
マーキュリオ:・・・メテルスに、犯人を捜す様に言われただろ?
Jade:え?ああ、掟が発動してしまうような行動を起こす人物を探せって
マーキュリオ:俺たちに、気に食わない奴の名前を上げさせようとしたのかもな

住民から聞いた話を考えると、首長と住民たちの関係は良好とは言い難い。
Jade達が怪しいと思う、と言ったから。
そう理由付けして幽閉するなどあり得る話だ。

とにかく。
まずは、この鍵を使って、城塞の部屋を確認しなければ。



城塞の最上階へやってきた。
辺りの様子を窺いながら鍵を開ける。

警報が鳴ったり、罠が隠されていないかと慎重に中へと進む。
メテルスやサトーに見つかると面倒だ。
急いで中を調べてしまおう。

更に奥へと続く扉を見つけた。
中の様子を窺うために、耳を澄ます。

微かに、呼吸をする音と呻き声。
思わず顔を見合わせた二人は、扉を開き中に入る。

暗がりの中で何かが身を動かすのを感じた。

???:・・・もうやめて・・・。私を傷つけないで!
Jade:貴方は・・・誰?なんでこんなことに
マーキュリオ:何故こんなところに囚われているんだ
マイシ:わ、私はマイシ
Jade:え!!ウルリンの奥さん!?亡くなったとばかり
マイシ:ど、どういうことなの?

マーキュリオは地下でマイシのアミュレットがスキーヴァーの腹から出てきたことを話す。
思わず絶句するマイシ。
身を捩り、手枷足枷から逃れようとする。

Jadeを見つめる目には怒りの色が見えた。
あの野郎・・・許さない。そうマイシが呟く。

マイシをここに捕らえ痛めつけていたのは、首長メテルス。
ウルリンがマイシを探すのを諦めさせるために、アミュレットをスキーヴァーに食わせたんだろうと言う。
しかし、そんなことをすればドゥーマーの掟に触れるのではないのだろうか?

マイシが顎で壁のドゥーマーの頭を指す。
そこには見るも無残に目鼻が欠けたものがあるだけだった。

マイシ:あんな風に壊れているからなのか、ここで酷いことが行われても掟には触れないみたいなのよ
Jade:あれが・・・見張りの役目をしてるってこと?
マイシ:そうとしか思えないわ
マーキュリオ:確かに、他の場所には頭が飾られていたり、ドゥーマーの像があったりするな・・・

お願い、私を解放して!!
マイシの懇願を聞き入れて、Jadeは手枷足枷を外してやる。

床に倒れ込んだマイシは息を整えると、2人にメテルスがいつ戻ってくるかわからないからと言い、急いで動き出した。
Jadeとマーキュリオはマイシを後を追う。

部屋を出たところでメテルスと鉢合わせてしまった。

まずい!
マイシを連れて逃げなければ。
そう思い、マイシの腕を掴もうとすると。

メテルスが背を向けて逃げ出し、マイシが怒り狂って後を追い出した。
慌ててマイシを追いかける。

風呂場に逃げ込んだメテルスが命乞いをしているのが聞こえてきた。
自分を殺せば掟に触れるぞ!
そう脅す様に言うが、マイシの耳には届かない。

マイシが魔法を放った瞬間。
目の前が真っ白になり・・・そして。



目を開くと、そこは蜘蛛の巣だらけの、焼けただれた死体が転がる・・・転移する前の城塞だ!
メテルスがマイシに殺されて、それで・・・戻った・・・?

???:そこにいるのは誰だ!?
Jade:・・・?あ、あなたは?
アルトリウス:私は・・・アルトリウスという
マーキュリオ:アルトリウス?カッシアの弟か??

カッシアから探す様に言われてやってきたことを話すと、アルトリウスはほっとしたようだ。

アルトリウスに改めて自己紹介すると、怪訝そうな顔をした。
城塞で見つけた日記の中に、Jadeの名が記してあったというのだ。
暴政を敷いていた首長にする反乱の指導者。閃光と共に姿を消したと。

閃光とは、マイシが放った魔法のことか。
そういえば、とJadeがアルトリウスに自身が書いた遺書を見せる。

アルトリウス:わ、私が書いた遺書・・・?
Jade:そう。私たちがここに来た時、貴方は・・・その、首を
マーキュリオ:そうか。パラドックスだ
Jade:ぱらど・・・?
マーキュリオ:ブロルが言ってただろ。過去を変えることで、過去に来なければならなくなった事件が起こらなくなる
アルトリウス:つまり?

メテルスが死んだことにより、転移門が作られることがなくなった。
転移門がなくなったことにより、永遠とも思えるような繰り返しを経験することも防げたということだ。

アルトリウスが呻く。
転移門が作られず、繰り返しを経験することがなくなったことは本当に良かった。
でも。
ドゥーマーの掟が発動せず、メテルスの横暴を止めることができたら。

今となっては考えていても仕方がない。
皆でこの場を脱出しよう。




無我夢中でバルブを通り抜けると、カッシアにアルトリウスを追うようにと頼まれた、あの場所に戻ってきていた。
急に姿を現したJade達をカッシアはぽかんと見つめていた。

アルトリウスの姿を見止めると、飛び上がらんばかりに喜んだ。
まずは怪我をしていないかと、弟の様子を確かめる。

アルトリウスは、Jadeとマーキュリオが助けてくれたと話す。

カッシア:ああ、本当にありがとう!
Jade:無事に戻れてよかった。私たちも、貴方の弟も
アルトリウス:君たちが来てくれなければ、戻ってくることはできなかったよ
カッシア:これは謝礼よ。
マーキュリオ:これからどうするんだ?
カッシア:もう、こんな場所はこりごりよ。早く故郷に帰りたいわ
アルトリウス:すぐにでも発つことにしよう


※クエスト:忘れ去られた都市 クリア

旅立つ姉弟を見送り、Jadeとマーキュリオもマルカルスに向けて出発する。

こういう小難しい話はカルセルモに聞いてみるといいだろう。
そんなことを話しながら、遺跡を後にした。

———
Mod:Forgotten City クリアです!
恐らくいくつかルートがあると思われます。
メテルスに犯人と思われる人物を告げるとか、プレイヤーが住人殺して掟を破るとか、首長を殺っちゃうとか・・・。

オプションクリアしてるのに、クリア扱いにならなかったりとちょっとバグなのかな?という箇所もありましたが、あれこれ考えたり探索したりして面白かったです。
宮殿の扉奥に行く場面(棺桶登っていく)が、なかなか気づけず苦戦しました。
あと、登れても落ちたりするし。

解けていない謎が残っているので、時間を置いてまたプレイするかも!



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