
よし、パワーアーマーを探しに行こう。
行くぞ、ドッグミート。
わんわん!
古いパワーアーマーを見つけた
錆びてガタガタだな・・・。そんなことを思いながら、フュージョン・コアをパワーアーマーの背中に差し込む。
動力を得たパワーアーマーが動き出した音がする。
さてと、パワーアーマーを着込んだら目の前にあるベルチバート(飛行機)についてるミニガンもぎ取るか。
ミニガンを手に通りを見下ろすと、性懲りもなくレイダーたちがこちらに向かって発砲してくる。
やれやれ・・・。
自由博物館の屋上から飛び降りると、ズシーーーンと地響きを起こして着地。
ミニガンの扱いがなかなか難しく、レイダーに当たらないことも。くそ!
ひたすらひたすら連射しながら、レイダーを殲滅していく。
すると、前方から咆哮とともに何かデカい怪物が現れた。これは・・・?
怪物は近くにいたレイダーをなぎ倒し、一直線に俺に向かってやってくる。
パワーアーマーを着ていても衝突したときの衝撃はなかなかデカかった。おいおい、こんな怪物がいる世の中なのかよ。
ミニガンをどてっぱらにぶち込みながら、なんとか勝利するとコンコードの町がはとっくに夜になっていた。
あれはいったいなんだったんだ?
わんわん!
ママ・マーフィーが言っていた話はこいつのことか?
くぅーん
レイダーも怪物もいなくなったので、自由博物館に戻るとするか。
みんな1Fに降りてきていた。疲れ切っているようで、表情も暗い。
「みんな大丈夫か?レイダー諸々はやっつけたよ」
「ああ、ありがたい!」
「これからどうするんだ?」
「実は・・・サンクチュアリに行こうと考えているんだ。」
サンクチュアリか。俺の故郷だと言うとプレストンは驚いたような、ほっとしたような表情を見せた。
「是非一緒に来てくれないか。あんたがいれば心強い。」
「俺でよければ」
固い握手を交わしているときに、ママ・マーフィーがサイトがどうのと言い出した。
プレストンは怒った口調でママ・マーフィーに言う。
「その話はもう終わったはずだ!これ以上摂取すると死んでしまうぞ!」
どうやら彼女の予知能力?(サイト)は薬物を摂取することで冴えわたるようだ。中毒者の戯言ともとれるが、さっきの怪物のことも言い当てたと言えば言い当てたか・・。
そんな話をしていると、マーシー・ロング(やけに好戦的な嫁さん)がこれ以上ママ・マーフィーの話に付き合うなんてごめんだわ!と叫びだした。
スタージェスが冷静にマーシーに反論する。「じゃあ、何かいい案があるのか?」
言葉に詰まるマーシー・ロング。夫のジュン・ロングは黙ったままだ。
「じゃあ、これ以上ここにいても仕方がない。サンクチュアリに向けて出発するぞ!」
プレストンの掛け声で皆もぞもぞと動き出した。
念のため、俺は殿を務めよう。またレイダーが寄ってこないとも限らないからな。
プレストンを先頭にスタージェス、ママ・マーフィー、マーシー・ロング、ジュン・ロング。そして最後に俺(とドッグミート)。
重い足取りでサンクチュアリを目指す。
途中レッド・ロケット・トラックストップに気を取られたり、ミニッツメンの銅像に気を取られたりしていたのでサンクチュアリにたどり着いたのは夜中だった。
やれやれ、疲れたな・・・。