Fallout4~パイパー 好感度イベントその1
イーグレット・ツアー・マリーナでフィリス・ディリーとの会話を終えた時、パイパーが後ろから声をかけてきた。
「ブルー、ちょっといい?」
「ん?どうした?」
「ブルー・・・君ってやつは、本当にいい奴だな」
「なんだよ、パイパー。急に」
Piper:もちろん、経験からいって、本物の善人になりたかったら善良に振る舞うしかないんだし
「私と妹のナットは連邦の辺境にある小さな居住地で育ったんだ」
「ここみたいな?」
「うーん・・・もうちょっと人はいたな。父親は地元の民兵でね。”レイダーの妨害を防ぎ、マイアラークを便所から追い出す”といつも言っていたよ。」
「親父さんは正義感の強い人だったんだな」
「そしてある日、父は死体で発見された。キャプテンのメイバーンとかいう名のろくでなしが、レイダーが当直の父を襲ったに違いないと言い張った。」
「だけど信じなかった。自分で調べたら、キャプテンが寝返っていたことがわかった。思うに、町の警備では収入が十分じゃなかったんだろう。」
「そうか。それで君はどうしたんだ?」
「市長に話そうとしたけど、聞き入れてもらえなかった。だから町中に「言語道断の職務放棄による指名手配者、キャプテン・メイバーン」というポスターを貼り出したんだ。」
「新聞記者パイパー・ライトの誕生だな」
「ははっ。そうだね。さすがに事態を重く見た市長はキャプテン・メイバーンを町から追い出したよ」
「お父さんはお気の毒に」
「まぁね。そこからナットと2人でダイヤモンドシティに移り住んでさ。他の何より自暴自棄な行動として、新聞の仕事を始めたんだ。すると、変化を求めている人々が他にもいることがわかった。命を狙われたり色々あったけど。」