イーグレット・ツアー・マリーナに畑を作り、家や募集無線ビーコンを建てた。
後は居住者が集まってきて何とかするだろう。
さて、ここからちょっと南下してぐるっと回ってパーク・ストリート駅を目指そう。
「ねえ、ブルー」
「ん?」
「ジャマイカ・プレインに行ってみたい!財宝があるって噂を聞いたことがあるの!!」
「財宝?」
「そう。とてつもない財宝が眠っていて、腕に自信のあるレイダー達が何人も挑戦して帰らぬ人となったと聞くわ」
「ほほう・・・。ちょっと興味あるな。」
「でしょ!?折角だから、寄り道していこう。」
ノリノリのパイパーに引きずられるようにジャマイカ・プレインを目指して歩き出した。
遠くに教会が見える。あの辺だろうか?
町にはグールが沢山出没していた。次から次からよく出てくるな!
ワークベンチがある。
どうやらここも居住地にできるんだな。
そんなことを考えていると、パイパーが建物の中へ飛び込んでいった。おいおい、どこに行くんだよ。
どうやらフェラルグールがまだ残っていたようだ。
地上階は見るも無残に破壊されていたけど、地下はまだ当時の様子を残していた。
愚痴を言う管理人のターミナルも覗いてみる。
「財宝どこにあるかなぁ」
「楽しそうだな、パイパー」
「見つけたら大スクープなじゃい!この世の中に財宝だよ?」
「そうだな」
目の前に赤外線レーザーが凄い量仕掛けられた通路が見えてきた。
なんなんだ、この数は。
「すごい数だね!ブルーどうする?」
「・・・。一つずつ手で解除していくしかなさそうだな・・・。パイパー悪いけど、待っててくれ」
「勿論だよ、ブルー。手伝えることがあったら言ってね。」
一つずつ慎重にトリップワイヤーを解除していく。
・・・。
・・・。
・・・。
ふう。全部解除したぞ。一仕事だな
グールに襲われることもなく、最後の扉っぽい部屋に出た。
扉が開くと共にプロテクトロン・ガーディアン2体が襲い掛かってきた。
さっきのレーザートリップワイヤーといい、プロテクトロンといい厳重に警備されている。
一体どれだけの財宝があるというんだろうか。
ボタンを押すと・・・
目の前に飛び込んできたのは・・・。
??
これはなんだ?
俺には・・・懐かしい気持ちを呼び起こすものばかりが飾られていた。
ホロテープやチラシがあったので見てみよう。
「パイパー、これが探していた財宝らしい」
「うん。ここにあるものは・・・200年も前の生活用品とか・・・なのかな?」
「そうだな。俺にとっては懐かしいものばかりだな」
「そっか・・・。あれ、あれはスワッター?」
「お、バットか」
「?スワッターでしょ?ダイヤモンドシティのモー・クローニンがこれと同じもの持ってたよ」
「ベースボール(野球)がまだ残っているのか?」
「???よくわからないから、ダイヤモンドシティに戻った時、モーに聞いてみたらいいんじゃないかな」
「そうしよう」