コンバットゾーンを出たところで一度サンクチュアリに戻ることにした。
荷物も多くなったし、プレストンにイーグレット・ツアー・マリーナとジャマイカ・プレインのことを報告しておきたいしな。
パイパーにサンクチュアリに戻りたいと言うとすぐに同意してくれた。
コンバットゾーンなんかよりずっといいそうだ。
サンクチュアリに移動してプレストンと居住地について話をしていると、パイパーが後ろから声をかけてきた。
※暗がりで声をかけられたので、写真が真っ暗・・・。
厄介事に巻き込まれる。お互い、そういうものなのかもね
「はは。そうかもしれないな」
「嵐を呼ぶ男、ってね」
「そういう君はどうなんだ?」
「そうだねぇ。」
「撃たれたり毒を盛られたり処刑されそうにもなったよ」
「処刑?一体どういう状況なんだ?」
「ああ、それはね・・・。バンカーヒルで汚染された飲料水のことを調べていたら、チャイルド・オブ・アトムがわが物顔で住みついていたとこに当たってしまったんだ。運悪くあっという間に見つかってしまってね。彼らはどうやらレポーターが嫌いらしい」
「チャイルド・オブ・アトム?なんだそれ?」
「くだらない集団さ。アトム(放射線物質)を信仰してるんだ」
「アトム?信仰?よくわからんな」
「まぁ、それは置いておいて。そいつらに生贄にされそうになって、とっさに”アトムが降臨した!”って叫んだんだ」
「アトムが降臨した(笑)。それで?どうなったんだ?」
「どうにかこうにか生贄になるのは回避できた。数日経ってから、なんとか脱出してバンカーヒルのセキュリティに通報して、最終的にその場所はキレイになったのさ。」
「命がけだな」
「ブルー。偶然とはいえ一緒にいられることを嬉しく思っているんだよ」
「こちらこそ、いてくれて嬉しいと思うよ、パイパー。」