Fallout4~Long Road Ahead(後編)
マクレディの息子ダンカンを助けるために必要な治療薬を探しにメッド・テック・リサーチにやってきた。
グールがわらわらと湧いて出てくるので、まずはそれを倒す。
「実はな・・・」
「ん?」
「・・・前に一人でここに来たことがあるんだ。」
「うん。その時はどうだった?」
「中はフェラル・グールが山ほどいて、どうにもできなくなって、諦めて戻ったんだ。」
項垂れるマクレディ。
「じゃあ、今回は俺と2人だからメッド・テック・リサーチの中を探しつくそう!必ず見つかるはずだよ、マクレディ。」
「お前って・・・」
「ん?」
「なんでもねぇよ。さ、中に入ろう。」
死んだふりをして、いきなり襲い掛かってくるグールに驚いたりしながら先へ進む。
「マクレディ。」
「なんだよ。」
「お前、こんなとこに一人で来たのか?大変だったろ」
「・・・。頼る奴がいなかったからな」
「絶対見つけて帰ろうな!」
「お前みたいな・・・傭兵の話を聞いてくれる馬鹿野郎なんて、他にはいないさ」
「ん?」
「さ、ターミナル見つけようぜ」
よし、奥に進むためのパスワードを見つけたぞ。
エアロックを解除して、進んでいく。
「ここは・・・実験施設かなにかだったのか?」
「このフェラル・グールたちって、もしかして人体実験された被験者だった可能性があるんだろうか」
「酷い有様だ・・・。」
とうとう最深部へとたどり着いた。
中には緑色に光るグールが・・・。机の上には人の乗っているし、何の実験をしていた場所なんだ!?
「お、おい!あそこにある薬・・・。あれ!」
とうとう薬を見つけた。
マクレディに渡すと震える手で受け取った。
「や、やった・・・。本当に薬があったんだ」
「やったな、マクレディ!これからどうすればいいんだ?」
「グッドネイバーにいるデイジーに渡して・・・信用できるキャラバンにキャピタル・ウエイストランドまで運んでもらうよ。」
「そうか。ああ、本当に良かったよ・・・」
ほっと一息つく俺をマクレディは、じっと見つめた。
「どうした?」
「俺は・・・どうやってこの借りを返したらいいのかわからない。こんなにデカイ借りを作っちまった。」
「あのな。何度もいうが、俺はお前を友達だと思っているし、友達が困っていることには力を貸したいと思っている。」
「・・・。友達・・・か。」
「最初は金で雇ったかもしれないけど、一緒に旅を続けてきて色々話をして。俺が勝手に思っているだけかもしれないけど、友達だとそう思っているよ」
マクレディは困惑した顔をして俯いた。
「ま、まずはグッドネイバーのデイジーに薬を渡そう」
マサチューセッツ外科ジャーナルあります
とんぼ返りでグッドネイバーへ。
デイジーの元へ駆け寄るマクレディ。
「デイジー!」
「あら、マクレディ。最近顔を見せてくれなかったけど、私のこと避けてたわけじゃないわよね?」
「デイジー聞いてくれ。薬が・・・薬が見つかったんだ!」
「いったいどうやって?前に行ったときはフェラルに散々な目にあわされたって言ってじゃない」
「今回は・・・一人じゃなかったんだ。こいつが、手伝ってくれた」
「ああ、ありがとう。私からもお礼を言わせて」
「ははは。それより、どうやって薬を届けるんだ?」
「そこは心配しないで大丈夫よ。信用できるキャラバンに渡して必ず届けてもらうから」
ほっとした表情になったマクレディ。
「お前には本当に世話になった。ありがとう」
「よせよ、マクレディ。・・・あ、それより」
「ん?」
「折角グッドネイバーに戻ったんだから、サードレイルで祝杯上げようぜ!ホワイトチャペルチャーリーに言って、いい酒出してもらうんだ!」
「お、おい!」