二の腕が寒々しいゴルディールを眺めながら、ウィンドヘルムの門をくぐります。
ぎぎぎ・・・と重たい音を立てて門が開き、中に入ると人が争っている場面に出くわしました。
ウィンドヘルム
男が二人がかりでダンマーの女性に罵声を浴びせかけています。
ゴルディールが興味なさげに見ているのも気に食わないし、男二人で女性を虐めている奴らも気に入りません。
町の衛兵も放置しているよう。
手の中に小さな火の玉を作ったのに気が付くと、ゴルディールが「やめとけ」と声をかけてきました。
Jade:なに?
Golldir:初めて来た町で騒ぎは起こすな
Jade:・・・ノルドはご立派ですね
Golldir:そんな言い方しなくても、いいじゃないか
Jade:他に言い方ある?
男たちが宿屋へ立ち去ったのを見届けると、ダンマーの女性に声をかけました。
最初はヒステリックにJadeの問いかけに答えてスヴァリス・アセロンでしたが、悪意がないとわかると色々と話をしてくれました。
Jade:大丈夫?
Suvaris Atheron:ウィンドヘルムはひがみ屋と了見の狭い連中の温床よ。その中でもアイツらは最悪だけどね
Jade:さっきのやつら?
Suvaris Atheron:そう。毎晩酔っぱらって、私たちが住む灰色地区を大声で罵りながら徘徊しているのよ
Jade:うわ、きもちわる!
Suvaris Atheron:ここウィンドヘルムにいるノルドはほとんどがそんな感じね。
よし、出入り禁止になってもいいや。殴り倒してこよう。
Jadeの目の色が変わったことにゴルディールは気づきません。
寒いから宿屋で一休みしようと声をかけると、二つ返事で了承しました。
Jade:やってやろうじゃないの
宿屋の中に入り女主人に声をかけた時、ゴルディールが急に喋りながら二階に上がって行きました。
Golldir:やあ、ご婦人方!大きくて強い男が手伝えることはありますかな?
急に軟派なことを言い出したゴルディールにびっくりして、思わず目で追うJade。
ところがというか、案の定女性陣に笑われてしまいます。
女給のスザンナも何言ってるのこの人と言った表情で見つめています。
それが面白くなかったのか、逆切れするゴルディール。
Golldir:がみがみ女どもめ!どいつもこいつも!
※Tesoroとゴルディールの組み合わせでウィンドヘルムに来た時は、こんなこと言わなかったので、導入したMODの影響かな?と思います。
気を取り直して、食事をとって噂話に耳を傾けます。
ウィンターホールド大学については、あんなとこ行くつもりなの?と白い目で見られました。
お腹が膨れたところで、さっきのノルド・・・ロルフでしたっけ、を殴り倒しに行きましょう。
Rolff Stone-Fist:なんだ、お前は
Jade:街の入り口でのやりとり聞いてたわ。あんたのやり方が気に食わない
Rolff Stone-Fist:なんだとぉ!だったらどうするっていうんだ、ねーちゃん?俺様とやろうっていうのか?
Jade:あんたなんか、殴り倒してやるわ
Rolff Stone-Fist:魔法や飛び道具はなしだ!
女だからって舐めたこと言ってるから、こういう目に合うんだよと呟きながらロルフを打ちのめします。
膝ついても殴るのを止めないでいましたが、死なないのな。
真顔で殴り続けていたら、ゴルディールが止めに入りました。
もうここに用はありません。
夜が明けたら、ウィンターホールド大学に向けて出発することにしましょう。