Diyaabが朝早くホワイトランを出発したその日、Midirが起きてきたのはすっかりと日が高くなってからの事だった。
宿屋の女将フルダがさっさと朝ご飯食べてしまいなさい!と起こしに来たのだ。
フルダ:ほら、いい加減起きなさいよ!いつまで寝てる気なの!?
Midir:うーん、あと5分・・・
フルダ:ここはあんたの家じゃないよ!とっとと食事して出て行きな!
寝ぼけ眼で階段を降り、手にしていた残りのゴールドでパンやアップルキャベツシチューを食べる。
さて、これからどうするか。
ジョルバスクルに行ってみて、ファルカスやアエラがいたら同胞団へ入る。
ファルカスがいなかったら、ウィンドヘルムへ行ってストームクロークに入隊する。
うん、ま、そんなところでいいんじゃね?
食べ終わると、早速ジョルバスクルへ向かう。
扉を開けて中に入ると、何やら殴り合う音が聞こえてきた。
???:ほら、腕を下げるな!
???:足を止めるな!腰を落とせ!
喧嘩をしているわけではないようだ。
素手での戦い方も訓練してるのか・・・。へえ。
周りを見渡すが、ファルカスやアエラの姿は見当たらない。この場にはいないようだ。
どれ、それでは仕方がない。ウィンドヘルムへ向けて出発するとしよう。
ジョルバスクルを出て、ヘムスカーの演説を横目に市場へと戻る。
食料を少し買い足しておかないとな。
市場で買い物をしていると、ベレソアの店の前で腕組みをして人々を眺めているダークエルフがいる。
Midir:なあ、あんた。なにやってんの?
ジェナッサ:私を500Gで雇わない?程よい料金で素晴らしい作品を仕立てて見せるわ
Midir:???さくひん?
ジェナッサ:あー・・・そうね、私は傭兵よ。500Gであなたの旅に付いて行ってあげるわ。
Midir:500Gかぁ・・・。ひい、ふう、みい・・・。ごめん31Gしかないや。
ジェナッサ:じゃあ500G稼いだら、また声をかけてくれればいいわ。
じゃあね、と言ってジェナッサはその場を離れて行った。
そういや、アムレンが傭兵をやってみるといいって言ってたな。
一緒に旅する用心棒みたいなもんか。確かに、俺向いてるかも。
ホワイトランの門を潜り抜け、厩を通り過ぎて街道へと出る。
道しるべを確認して・・・よし、こっちだな。
ちらりと地図を見て、走り出す。
北のほうに走って行って・・・ま、なんとかなるだろ。
ストームクローク入隊をしようと旅する農民に出会ったり
馬車と変な格好をした男もいたけど、無視して先に進もうっと
どんどん進んでいくと、ちらちらと白いものが降り出した。雪か。
少し肌寒いような気もするけど、走ってたら汗かいてきたし丁度いいくらいかもしれない。
途中にあった道しるべを見て道を間違っていないことを確認する。
少し暗くなってきた。
ナイトゲートまでは、まだ距離がありそうだ。
どこか寝泊まりできそうな場所があればいいのだが。
お、何かありそうだ。
あれは、遺跡・・・?
近づこうとすると、見張っていた山賊が矢を射かけてきた。
売られた喧嘩は・・・買おうじゃねぇか。
外にいた山賊どもをなぎ倒し、遺跡の中へと踏み込む。
遺跡の入り口では山賊どもが食事を作ったり、寝たりしていたようだ。
有難く火を借りて、Midirも調理することにしよう。
山賊どもの遺体が転がっているのが、気にならないこともないが。
仲間割れでもしたのか?
・・・。
とりあえず飯食って、一休みしてから考えよう。