Fallout NewVegas ; Ring-a-Ding-Ding! (2)

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Mr.Houseとの話し合いを反芻する。

彼の為に働くかどうかは置いておくとして・・・。まずはBennyからプラチナチップを取り戻さないと。
溜息交じりにTopsの看板を見上げるLuciaにラウルが声をかけてきた。

「大丈夫かい、ボス?」
『うん・・・。なんか疲れちゃった。ともかくプラチナチップを返してもらわなきゃ。』
「で、どんなやつだった?」

ラウルにMr.Houseとの会見を手短に説明する。

「ちょっと待ってくれ。Robert Edwin House?そいつは・・・グールだったかい?」
『グール??ううん、なんか画面に顔だけ映されてて・・・どちらかというとセキュリトロンみたいな感じ。』

ラウルが唸る。
Robert Edwin House、Mr.Houseは戦前の人間でロブコ社を設立したそうだ。
戦前生まれ・・・ということは200歳以上?
だからグールだったかと聞いてきたのか。

現時点でMr.Houseに聞いてみても答えを得ることはできないだろう。
仕事を片付けるのが先だ。


賑やかな歌声や笑い声、マシンが動く音が響き渡っているカジノ「Tops」。

入り口にいたガードがにこやかに、だが威圧的に武器を預ける様に言ってくる。
ここで逆らっても話がややこやしくなるだけだ。

ラウルに目で合図し、持っている武器を預ける。

カウンターにいるSwankに声をかける。

『こんにちは。』
「こんにちは、かわいこちゃん。Topsにようこそ」
SwankはにこにこしながらLuciaとラウルにTopsがいかに素晴らしいかを話して聞かせた。
やれChairmanはVegasで一番古い部族だ。やれシーザーリージョンは田舎者だ・・・云々。

『わ、わたしBennyに用事があって来たの。』
「Bennyに?なんだってあいつに用が?まぁ、直接話をしてきたらいいさ。」


※Speachチャレンジ 15、30、45の3回

ラウルと顔を見合わせる。
ここでSwankを味方につけて、武器を返してもらわなきゃ。
『Bennyは・・・貴方に秘密で独自の作戦を練っているようよ。』
「は?お嬢ちゃん、何を言ってるんだ?」

大きく息を吸い、気持ちを落ち着ける。
『Bennyは、あいつは・・・Mr.Houseに雇われた私を殺そうとしたの。プラチナチップを奪うために。』
「!! Mr.Houseのものに手を出そうとしてるとでも言うのか?証拠は??」

ポケットにしまい込んでいたライターと、墓場の周りに落ちていたタバコの吸い殻をSwankに向かって投げる。

受け取ったSwankはライターの印とタバコの銘柄を確認し、小さく頷いた。

「これだけでは十分とは言えないが・・・。そうだな、Bennyを下に呼び寄せている間に部屋を探ってくるんだ。何か証拠を見つけたら報告しろ。時間は・・・15分もあればなんとかなるだろう?」
そう話ながらガードに取り上げた武器を返すよう指示する。



エレベータで13Fまで上がり、Bennyのスイートルームへ向かう。
Swankのおかげでボディーガードもいない。

「ボス、どうする?」
『何か・・・決定的な証拠を見つけて、まだ半信半疑のSwankを完全に味方につけなきゃね。』

部屋の中をあちこち探しても、特別な証拠となるような物は見つけられなかった。
どうしよう・・・。これじゃ、Swankは納得してくれない。

ふと、奥の部屋に続くドアに気づいたLuciaはドアノブを捻り中へ入ってみる。

奥に・・・誰かいる・・・?

「やあ!こんにちは、会えて嬉しいよ!今日は何をすればいいのかな?」

とぼけた表情が描かれたセキュリトロンが、大きな声で話かけてきた。




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