Skyrim~Diyaab 美食家を探せ
フェスタス・クレックス・・・ああ、あのじいさんか。
探すと食堂で暢気にパンを齧っていたので、後ろから声をかける。
シセロを片付けるのに時間がかかったなどと嫌味を言われたが、黙って話を聞く。
皇帝暗殺の為に、有名な美食家(無類の味わいの著者)を殺して美食家に成りすます必要がある。
だが美食家が誰なのか、正体を知っているものは数少ない。
マルカルスにいるアントン・ヴィレインが美食家の正体を知っていることを突き止めた・・・。
アントン・ヴィレインから美食家の正体と居場所を聞き出してくるのが今回の仕事らしい。
居場所を突き止めたら、美食家を殺しドール城に入るための通行証も入手しろとフェスタスは言う。
アントン・ヴィレインはマルカルスのどこにいるんだと聞くと、城の料理人をしていると教えてくれた。
最後に忠告として、死体はどこかに隠す様にと指示してきた。
・・・どれ、マルカルスへ向かうとするか。
マルカルスのアンダーストーン砦へとやってきた。
あいつか。まわりにいる人間が邪魔だな・・・。
寝静まるのを待つことにしよう。
夜中、12時を回る頃にアントンも他の人たちも寝床へ入ったのを確認した。
そっと近寄り首筋にナイフを当てた状態で、アントンを叩き起こす。
最初のうちは絶対に口を割るもんか!と息巻いていたアントンだったが、闇の一党の名前を出すところりと趣旨替えをし美食家の居場所と名前を口にした。
宿屋ナイトゲートね・・・。なるほど。
教えて貰った礼にと、苦しませることなく彼の世へと送ってやる。
すぐには気づかれないように、体を横向けにしシーツですっぽりと覆ってやる。
さて、ナイトゲートへと向かうとするか。
宿屋ナイトゲートはペイル地方の山間にある小さな宿屋だ。
こんなところに美食家がいるのか・・・?
宿屋の親父にそれとなく話を聞くと、やはりこんな場所では客もほとんど来ない。
常連客の爺さんが朝から飲んだくれているくらいだそうだ。
そうそう、と親父が言う。
バラブロブだかマラクロブだか、なんだか変わった名前のオークがいる。
作家だとか何か言っていて、数か月先分まで支払いを済ませてくれているから気前がいいもんだ。
普段はぶらぶらしてることが多い。湖に行ったり、時々地下にあるワインセラーで市販のワインを味見したりしている。
・・・なるほど。
どこで殺すかを考えて黙り込むと、親父は泊まっていくのか?と聞いてきた。
美食家の死が発覚したときに、疑われるのは・・・いつもは居ない人間だ。それは避けたい。
ウィンドヘルムへの道を確認し、先を急ぐと言うと親父はあからさまにガッカリとした様子を見せた。
外に出て、宿屋の周りを探索すると裏手に地下へと続く扉があることに気づいた。
ここから地下へと侵入するか。
あとは・・・湖にいると言ってたな。
遠くから確認してみたが、美食家の姿は見えなかった。今日は湖には行っていないのか。
夜になるのを待って、地下へと侵入する。
寝ている美食家に静かに忍び寄り・・・
忘れずに通行証を頂く。
さて・・・この重いオークの体をどこかに隠さないとな。
うんざりしながら、酒樽の後ろに死体を隠しナイトゲートを後にした。
聖域に戻るとフェスタス・クレックスに結果を報告する。
フェスタスは上機嫌だ。
美食家の死体を隠したことを喜び、追加報酬をくれた。
美食家を殺したことで、皇帝暗殺への準備が全て整ったそうだ。
アストリッドと話をするように言われたので、彼女の元へと向かう。