ナジルはというと、燃え尽きた聖域を途方にくれたように見つめていた。
バベットは何か残っていないかと探しに行っているようだ。
ナジルに夜母からの話を聞かせる。
アマウンド・モティエールの契約がまだ続いていることにも驚いていた。
だが、どうやって片付けると言うんだ?何も残っていないじゃないか。
ナジルにしては珍しく泣き言を言う。
俺はな、やられっぱなしは嫌いなんだ。わかるか?
そう言う俺にナジルは一瞬驚き、そして笑った。
よし。すべてお前に任せよう。
この場所はもう駄目だから、ドーンスターの聖域に移るとする。後は任せておけとナジルが請け負う。
ホワイトランのバナード・メアに来た。
炉端に見覚えのある男が座っていた。アマウンド・モティエールの警備の男だ。
すっかり寛いでいる男の後ろに立つ。
気配に気づき、ちらと後ろを見ると手にしていたパンを床に落とす。
どうした?死んだ男に会ったように驚いているじゃないか。
動揺を隠しつつ、落としたパンを拾い上げる。
騒ぎ立てないところは、流石と言うべきか。
男は一瞬で事態を把握したようだ。アマウンド・モティエールは奥の部屋にいると教えてくれた。
ゆらりと部屋に入ってきた男が誰なのか、一瞬アマウンド・モティエールはわからなかったようだ。
黙ったまま見下ろしていると、どんどん顔色が青ざめていく。
あれこれと喚きたてるのを手で制し、皇帝の真の居場所を教える様に迫る。
アマウンド・モティエールは契約を続ける気があることに驚き、そして喜んだ。
ソリチュードの入り江にカタリナ号という船が停泊していて、そこに皇帝がいると言う。
船か。
陸側からは面倒なことがありそうだ。海側から侵入するといいとアマウンド・モティエール。
よし、始末してくるとしよう。
確かにソリチュードの入り江に大きな船が停泊している。あれか。
日中に海から侵入するのは目立ちすぎる。夜になるのを待とう。
日が落ち、月が上ったことを確認してカタリナ号へ向かう。
冷たい水が体力を奪う。とっとと潜入しよう。
今回は皇帝だけを殺すのではなく、皆殺しにつもりで乗り込んだ。
殺された闇の一党の面子に捧げようじゃないか、お前らの魂を。
船に乗り込み、敵を見つけ次第排除していく。・・・皇帝はどこだ。
船内の敵を倒し、甲板に出ると夜が明けつつあった。
完全に朝になる前に皇帝を片付けてしまい所だ。
※危うくマスターキーを持ってるキャラが埋まるところでした・・・
カタリナ号のマスターキーを持っている奴がいた。そろそろ近いという事だな。
警戒しながら先へと進む。
・・・ここか。
※ここで皇帝の話を聞く選択もあり。Diyaabは問答無用で・・・
皇帝は部屋に一人でいた。
周りを窺うが、護衛はいなようだ。また・・・罠なのか?
だがマロ指揮官の件、闇の一党の話。今度こそ本物なんだな。
話を続ける皇帝に遠慮なく弓矢で一撃。
満足そうに頷きながら皇帝は息絶えた。
バナード・メアに戻ると、興奮したアマウンド・モティエールが待っていた。
興奮していて、俺が扉を後ろ手で閉めたことにも気づいていないようだ。
俺を褒めちぎり、闇の一党は頼りになると大喜び。
肝心の報酬の話を聞いた後、立ち去ろうとしない俺を不安げに見上げる。
この件は終わりだ。この先、我々は見ず知らずに関係に戻ろうじゃないか。と念を押す。
そうだな。今日はお前にとって一番幸運な日だ。
望みが叶えられて、そして死んでいくのだから。
アマウンド・モティエールを始末して、ドーンスターの聖域に戻るとナジルが待ち構えていた。
※Well? What word of the Emperor? なので「皇帝について何か言うことがあるのか?」かな