Fallout NewVegas ;Things That Go Boom
Lucky38に戻ると、丁度キャスとラウルが夕飯の用意をしているところだった。
アルケイドに手を洗って来いと言われて、元気よくダイニングを飛び出すLucia。
廊下でブーンに出くわした。
「・・・久しぶりだな。」
『アルケイドせんせいと一緒にバンカー行ったりしてたの。キャンプ・マッカランとか寄ったんだよ。ブーンさん、いないんだもん。』
「・・・俺を探してたのか?」
思わず顔が赤くなる。
そんなLuciaに気づかないのか、ブーンは話を続ける。
クロッカー大使の使いが何度か来てたぞ。
誰?と首を傾げるLuciaを見て、Strip地区にいるNCRの偉い人だとブーンは教える。
『あ、思い出した。なんか会いたいって手紙貰った・・・。』
「・・・手紙?」
NCR兵から手渡された手紙をブーンに見せた。
『ブーンさん・・・、一緒に行ってくれる?』
翌朝、早速ブーンと連れ立ってNCR大使館へと向かう。
受付で、クロッカー大使への面談を申し入れるために、受け取った手紙を見せる。
話が通っているのか、ああと軽く頷きクロッカー大使の部屋へと押された。
大使は忙しそうにターミナルに向かっていたが、Luciaとブーンが部屋に入って来たことに気付くと顔を上げた。
「やぁ、君か!よく来てくれたな。まぁ座ってくれ。」
『ありがとう。』
「後ろの彼は・・・NCR兵かな?」
「・・・元、だ。」
クロッカー大使はLuciaとブーン、交互に視線を走らせた。
「何はともあれ、味方がいるということは頼もしい。」
クロッカー大使はNCRの窮状を訥々と語る。
ここで負ける訳にはいかない。
北にいる「Boomer」たちと連絡を取って手助けしてくれるように話を付けて欲しい、とクロッカー大使は話す。
『ん、Boomer?』
「そうだ。彼らは・・・部外者と手を汲もうとしない。敵視していると言ってもいいかもしれないな。」
クロッカー大使がそう言うのも無理はないか。
あの大砲喰らっちゃぁね・・・。
『あー、Boomerとは友達よ。』
「なんだって、それはすごい!彼らはNCRの手助けをしてくれるだろうか。」
『うーん・・・。それはわかんないな。確認してみないと。』
「頼むよ。色よい返事を待ってる。」
クエスト:Things That Go Boom 開始
ブーンとNCR大使館を後にし、ネリス空軍基地を目指す。
辿り着く頃には日が傾き始めていた。
「・・・お前、なんだってこんなところまで来たんだ?」
『え?えーと、ラウルの小屋に行こうとしたら道間違って、なんか坂の所に人がいて、その人がBoomerのこと話して・・・』
「・・・?なんだかよくわからんが、お前の事だ。勢いで手助けとかしたんだろう?」
ブーンが、ふと微笑んだような気がして、思わず目を伏せる。
Boomerの偉い人はPearlって人でね、PearlにNCRの手助けをお願いしてみよう!と独り言のように呟き、ブーンの顔を見ずに走り出す。
久しぶりに姿を現したLuciaを見て、Pearlが嬉しそうに手を広げて迎え入れる。
「これはこれは。久しぶりね、お嬢ちゃん。」
『遅い時間にごめんね。皆元気にしてる?Jackとジャネットは仲良し?』
「あらあら。皆元気よ。あの二人は毎日一緒にいるわね。ところで・・・」
後ろに控えるブーンをじっと見つめるPearl。
Pearlにブーンを紹介し、もしNCRがリージョンと戦うことになったら・・・援護してくれるか尋ねる。
Pearlから協力の同意を得て、思わずほっとするLucia。
今日はもう遅いから休んで行くようにと言われたので、ありがたく一晩泊まらせてもらう。
翌朝、早めにネリス空軍基地を出る。
すぐにNCR大使館へ向かおう。
Luciaの帰りを今か今かと待っていたのか、2人の姿を見た途端にクロッカー大佐が立ち上がった。
「よく戻ったね。さて、どうだった?」
『うん。Boomerたちは協力してくれるって。』
「素晴らしい!我々にとってどんなに朗報であるか、説明のしようがない。」
「・・・よかったな、Lucia。」
クロッカー大使に言われるのは勿論嬉しいが、ブーンにそう言われるのが何よりうれしかった。
「まだ頼みたいことはあるんだが、まずは休んでくれ。遠い場所まで足を運んでくれて、感謝している。」
クエスト:Things That Go Boom 完了
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