Fallout NewVegas ;For Auld Lang Syne(2)

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Lucky38で一休みし、改めてエンクレイブの残党に協力を要請しに行くLuciaとアルケイド。

アルケイドが少し心配そうにLuciaに声をかける。
「大丈夫か、Lucia。」
『うん、ありがとう。それより、Westsideにいるっていう人に会いに行こう。』
「・・・そうか。Westsideにいるのはジュダ・クリーガーだ。彼は、意見の合わない彼らをまとめることができるリーダーだ。」
『じゃ、その人が参加してくれれば安心だね。』

そんな話をしながらフリーサイドを歩いていく。

子供が走り回り、男たちが小競り合いしている中、チェス盤に向かう老人をアルケイドが指さした。
Luciaは頷き、老人に声をかける。

『こんにちは。ジュダ・クリーガー?』
「なんだ?お前さんは誰だね?」
『ええと、私はアルケイド先生に貴方を紹介されて。』
Luciaが離れた場所にいるアルケイドに視線を投げる。
ジュダとアルケイドが視線を交わした。

ジュダにNCRとリージョンの戦いの話をし、Dr.ヘンリーとデイジーには声をかけたことを伝える。
「なるほどな。久しぶりに暴れるのも悪くない。」
『ほんと?じゃあ、手伝ってくれるのね?』
「そうだな。他の連中が集まることが条件だ。それ以外はない。」
『OK。皆に声をかけてくるわ。』

ちらりとアルケイドを見て、ジュダは再びチェス盤に意識を向けた。

ジュダが参加してくれることを確認して、アルケイドは少しほっとした顔をした。

なるほど。これから声をかけに行く残り2人は、すこぶる仲が悪かったようだ。
そんな2人をまとめて更に戦いに繰り出すことができた人物。

『よかったね、先生。後2人に手を貸してくれるようにお願いしに行こう。』

アルケイドが少し複雑そうな顔をして頷いた。



ベガス地区の少し北にある農場へとやってきた。
モレノの家のドアを開けようとするLuciaにアルケイドが忠告する。

モレノは頑固でろくでなし・・・だけれども、己の信ずるところに忠実だと。
Luciaはアルケイドが安心するように笑って応える。

ひっそりとした家の中に座る初老の男が見えた。
そっと近づき、声をかける。
『あなた、オリオン・モレノ?』
「なんだ、お前は。勝手に家の中に入ってくるな。NCRに関わる人間なら、とっとと出て行け。」

言葉の端々からNCRに対して憎しみを抱いていることを感じる。

Luciaの後ろに立つアルケイドを見止め、ふんと鼻を鳴らした。
ジュダやデイジーに名前を出し、なんとか説得する。

「行くことには行ってやるが、計画によっては参加しないかもしれん。それは覚えておけ。」



モレノの家を出て、次はジョンソンが暮らしているという洞窟を探す。

「・・・モレノは。」
『うん?』
「我々がナヴァロを去る時に “みんな、アメリカに別れの口づけを” と言っていた。情熱が燃え尽きたようだった。」
『・・・うん。』
「NCRには散々苦しめられたからな・・・。」

襲い掛かるNCR兵。
蹂躙されるナヴァロ。エンクレイブの人々。
焼け落ちていく街を、悔しい思いを胸に眺めることしかできなかった、あの日。

せんせい、洞窟あったよ!というLuciaの声に我に返る。

「お迎えか?」

Luciaを見た老人が、第一声そう言い放った。
先に声をかけられると思ってもいなかったLuciaは一瞬口ごもる。

じろじろとLuciaとアルケイドを見ると、違ったかと呟いた。

『ええと、あの。あなたジョンソン?エンクレイブの残党に声をかけているの。』
「ジョンソン、久しぶりだな。」
「・・・?ああ、あんたはアルケイドか!一体なんだっていうんだ?」

地域の紛争を解決するために、皆を集めているんだと説明する。
鷹揚に頷いてジョンソンは参加に同意した。

これで、皆に声をかけ参加してもらうことができたようだ。
エンクレイブのバンカーに向かおうとアルケイドが地図に印を付けた。
早速向かうことにしよう。



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