エディ・ウィンターの暗号を解くために必要なホロテープは全部で10本。
そのうち1本はニックが持ってきてくれた。
地図を見ると・・・連邦のあちこちにホロテープが散らばっているのがわかる。
一度行ったことのある場所はFTできるが、行ったことのない場所はやっかいだな。
「クインシーはレイダー達の巣窟になっているらしいから、十分に準備してから行かないとな。」
「ああ、そういえばプレストン達はここから逃げてきたんだっけ。」
「クインシーの虐殺、だな。」
「ニックはどんなことがあったか、知っているのか?」
タバコの吸い殻を足で踏んで火を消しながら、ニックは静かに首を横に振った。
「いや詳しくは知らない。だが、裏切りがあったとは聞いている。」
「そうか・・・。」
※場所が多いので、写真だけ載せていきます。ニックが入手してくれたのは「1」
ホロテープを入手する順番に決まりはなし。
マーカーのある端末を読むと、事件についてや証拠物件がどこに移されたかというのがわかります。
ホロテープ「0」:BADTFL地方事務所
ホロテープ「2」:モールデン警察署
ホロテープ「3」:クインシー警察署
ホロテープ「4」:ネイティック警察署
ホロテープ「5」:ナハント埠頭
ホロテープ「6」:イーストボストン警察
、
ホロテープ「7」:サウスボストン警察署
ホロテープ「8」:第8警察管区
写真無し。
ダイヤモンドシティから出てすぐのところにある警察署。ラッドローチがいる。
ホロテープ「9」:沿岸警備隊の埠頭
※全て集め終えるとクエストが更新されて「ニックと話す」になる。
私はクインシーでの回収が最後になったので、その場面の↓画像です。
「ニック!」
「どうした?テープは集まったか?」
「ああ、全部集まった。これだ」
ニックに集まったホロテープを渡す。
あれやこれやと触っていたニックが俺を見て、にやりと笑う。
「よし!1、9、5、3、7、2、8、4、0、6」
「それが暗号なのか?」
アンドリュー駅に向かう。
中に入ると、どんどんレイダー達を倒しながらニックがどんどん先へ進んでいく。
「ニック!」
「・・・」
呼びかけても立ち止まろうとはしない。エディ・ウィンターとの対決の事しか頭にないようだ。
ようやくドアの前で立ち止まった。
「ニック、ここなのか?」
「・・・あの汚いカエルがドアのすぐ向こうにいる。敬意を表してやったらどうだ?」
先ほどニックが解いた暗号を入力すると・・・ドアが開いた。
ニックの興奮が伝わってくるようだ。
何者かにドアを開けられたことに気づいたエディ・ウィンターがやってきた。
エディ・ウィンターは自分が仕掛けた暗号を解いて人がやってきたことに最初は驚いていた。
俺を物取りや盗掘者なんかと勘違いしたのか「お前なんかにやるものはない」と言い出すウィンターを遮り、ニックがジェニファー・ランズのことを持ち出した。
ニックのことをただの機械だと罵るエディに我慢できなくなり、撃ち殺そうとした・・・その瞬間。
銃を抜き、頭を吹き飛ばしたニックの姿があった。
「ニック・・・。」
「・・・。ここでやるべきことは終わった」
そう言うとニックは部屋を出て行った。
慌てて後を追いかける。
どんどん先を歩いていき、レイダー達が屯する酒場でひと暴れした後外に出ると・・・もう辺りは暗くなっていた。
跪き地面を愛しそうに撫でるニック。
「・・・この場所で、200年前エディの手下の一人がジェニファー・ランズの背中に銃弾を撃ち込んだ。」
立ち上がって俺を見つめるニックは少し途方に暮れているようだった。
「エディは死んだ。ジェニーやニックと同じように。」
「そうだな・・・。少しはあんたの役に立てたなら、いいんだが。」
「あんたがいなかったら、エディはまだのさばっていたさ」
ただな・・・と呟いて、口ごもる。
「エディさえ消えれば、俺は自由になれると信じていたんだ。」
「自由?何から自由になるんだ?」
「なにもかもさ。ニックの不安も希望も記憶も全て抱えていた。」
「だとしたら”もう一人のニック”はもういない。あんただけだ。」
ふっと笑ってニックは俺を見つめた。
「ウィンターを倒すことは、ニックとは無関係だったんだ。ジェニーやあんたとも無関係だ。」
「どういうことだ?」
「正義に関わる問題だったんだ。善行をなしたんだ、俺たちだけで。」
「ああ、そうだ・・・。そうだよ、ニック。」
「本当に何と礼を言っていいのかわからない。」
「よせよ、ニック。礼には及ばない。だって俺たち友達だろう?」
ニックと握手を交わす。
ダイヤモンドシティを出発したときとは比べ物にならないくらい、さっぱりとした顔をしている。
ニックの力になれたことが、俺にも嬉しかった。
Perk:Close to Metal
※このクエストを完了しないとニックとの好感度は1000にならない。