Skyrim~Diyaab 闇の一党との接触

Skyrim~Diyaab 闇の一党との接触

暗がりと薬のせいで、しばらくの間視界がぼんやりとしていたが、徐々に焦点があってくる。

棚の上に座っている覆面の人物が面白そうに、俺が様子を窺っているのを眺めている。

グレロッドの件よ、とその人物は言う。声からすると女のようだ。
・・・グレロッド。アベンタス・アルティノから引き受けた、あの件の事か。

地面から起き上がる。
幸いなことに手足は縛られておらず自由に動く。怪我もしていないようだ。

黙ったまま女を見つめる。

闇の一党の仕事を横取りするなんてね、と女は呟く。
・・・ようやく闇の一党のお出ましか。

アルティノの呼びかけに答えなかったくせにか、と言いたいところではあるが・・・実際のところ横取りしたようなものなのだろう。

黙ったままでいる俺が同意したとみなした女は、借りを返してもらいましょうと言う。
俺の後ろを指さすので振り返ると、頭に袋を被せられ逃げ出さないように手足を縛られた3人がいるのが見えた。

この中の誰かを殺せば、外に出られるわ。そう言うと、女は再び俺を見つめる。

仕方がない。

ぎしぎしと古い床板を踏んで近づいてくる音を聞きつけ、3人が同時に騒ぎ出した。

向かって右のカジートは、盗賊で殺人犯で、乙女を汚すものと自慢げに自己紹介する。
真ん中の女は喚き散らすばかり。横面を張り飛ばすと、少し大人しくなった。ノルドの貴族だそうだ。敵も多そうだ。
左の男は、傭兵だろう。カッとなりやすく、やり過ぎたこともしばしばあると言う。

そうだな。

誰かとは言っていたが、1人とは言っていなかった。
3人とも仲良く始末されてもらおう。

3人を始末し、女の元へ戻る。

3人とも殺るとは用心深いわね、と感心したように笑う。
ファルクリースにある聖域に来れば歓迎するわ。「沈黙せよ、我が同胞」よ、というと女は顎で出口の扉を指し示した。

出て行けということだろう。



外に出ると・・・ここはどこだ?
沼地の真ん中に建った粗末な小屋だった。

地図を確認していると、遠くから犬の吠え声が聞こえてきた。
見るとLadyが泥で汚れ、鼻筋に血の塊をつけて駆け寄ってきた。
俺を探して、ウィンドヘルムから来たのか。

耳の後ろを掻いてやると、嬉しさのあまり顔を舐めようとしたので、それは遠慮しておいた。
少し痩せたようだ。この場を離れて、どこかで食事にしよう。

食事を終えて、人心地つく。
南下して・・・闇の一党の聖域とやらを目指すことにしよう。


フロストスパイダーをぶちのめし


襲い掛かってきた山賊を片付け

陰鬱な森の中に闇の一党の聖域を発見した。




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