Skyrim~Diyaab ラルドサールにて
ラルドサールは雪の中に佇んでいた。
まったく・・・なんだってこんな雪山に拠点を置いているんだ。
心の中で舌打ちしていると、Ladyが頭を手に押し付けてきた。
雪の中にぼさっと立っていても寒いだけだ。
さっさとアライン・デュフォンを片付けてしまおう。
外で見張りをしている山賊どもを片付け・・・
遺跡の中へと入っていく。
入り口すぐのところで寝入っていた山賊を始末し、寝床を奪う。
体が冷え切ってしまった。
見ると、何の仕掛けなのかわからないが・・・強い火でスキーヴァーを炙っている。
なにやってるんだ、こいつら。
山賊どもを片付けながら先へ進む。
武器や防具を持ち込んだり、調理器具を持ち込んだり・・・快適に暮らしているようだな。
鍵が掛かっている扉を開けると、アライン・デュフォン達が寛いでいる空間の上に出た。
こんなところから狙われる等と考えてもいないだろう。
見ると、ドゥーマーの武器らしきものもあったが、使わずに自分の弓で射殺すとしよう。
頭を射抜かれアライン・デュフォンが、声を上げずに倒れた。
周りにいた山賊たちは一瞬何が起こったのか、わからなかったようだ。
「襲撃だ!」と戦闘態勢に入ろうとしたときには、すでに俺に狙いを定められていた。
さてと・・・アライン・デュフォンを片付けた証拠を持って帰るとするか。
死体を漁ってムイリに見せることができそうなものを取る。
更に山賊の一人が鍵を持っていた。どこかに繋がる鍵か・・・?
念のため、貰っておこう。
そのまま戻ればよかったのだが、奥に部屋があり更にどこかへと続く扉を見つけたので念のため覗いてみることにした。
山賊たちの姿はなくなり、代わりにドワーフスパイダーやドワーフスフィア、そしてファルメルが襲い掛かってくるようになる。
ドゥーマーの遺跡の醍醐味って奴か。
いい加減そろそろ戻るかと考えていると、大きな広間に出た。
沢山の歯車が動いている。
よくよく見ると動いているものと、がたがた音を立てて動いていないものがあるようだ。
そして押しても反応しないボタン。
がたがた言っている歯車は、骨やごみがひっかかって動かなかったようだ。
水の中にある歯車に詰まったドワーフのクズを片付けると、全ての歯車がすんなりと動き出した。
これで、ボタンを押せば真ん中の橋の向こうにある扉が開くのだろう。
そう思い・・・ボタンを押すと、確かに扉は開いた。
それと共にガシャンガシャンと足を踏み出し、デカいドワーフセンチュリオンが俺に向かってくるのが見えた。
そんなご褒美はいらんなと独り言ち、立て続けにドワーフセンチュリオンへ弓矢を撃ち込む。
大きな音を立ててドワーフセンチュリオンはひっくり返った。
ドワーフセンチュリオンが出てきた扉の向こうは、どこかへ繋がっているようだ。
しかし先ほど水の中に入って体が冷え切ってしまったこともあり、俺はアライン・デュフォンが寛いでいた居住区へ戻って体を乾かすことにする。
この先へ進むのは、また機会があったらでいいだろう。
ラルドサールの外へ出ると、夕暮れ時だった。
ウィンドヘルムへたどり着く頃には深夜になっているだろう。
丁度いい。ニルシン・シャッターシールドを片付けてから、マルカルスへ戻るとする。
夜闇に紛れてニルシン・シャッターシールドを暗殺する。
すまんな。あんたの友達からの依頼だ。
無事ウィンドヘルムでの仕事も終わらせ、マルカルスへと戻る。
ムイリは満足そうに頷いた。
報酬を受け取り、聖域へと戻ることにしよう。
聖域ではストリッドが待ち構えていた。
無事任務を終えて戻ってきた俺を見て満足そうだった。
満足そうではあったが・・・何か言いたいことがあるようだ。
どういうことかと水を向けると、シセロへの疑いが溢れ出してきた。