Fallout NewVegas ; Nothin’ But A Hound Dog

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第188交易所で一晩過ごした翌朝。
晴れ渡った景色の向こうにLucky38が見えた。

『そうだ。ベロニカ、Lucky38に仲間がいるんだけど・・・貴方もどうかな?』
「え!?Lucky38に住んでるの??すごいわね!」
『凄いのかな・・・。』

Lucky38を目指しながら、ぽつりぽつりと今までの事を話す。
うんうん、とベロニカが相槌を打つ。
Booneと出会ってNCRに手を貸している話をすると、凄く食いついてきた。

NCRの話をするのかと思ったら・・・Booneとの仲についてだった。
ベロニカはそういった話が好きらしい。
「だってさ。バンカーに戻っても、つまんないんだよ。私の大好きだった人は・・・もういないし。」
寂しそうに笑う。

Strip地区に戻ってきた。
ベロニカは見るものすべてが珍しいようで、きゃっきゃと楽しそうにあれこれ眺めている。
さてと。Lucky38で皆の顔を見ようかな。

キャスとアルケイドはもう仲良くなったようだ。何やら楽しそうに話をしている。
2人はLuciaが戻ってきたことに気づくと、嬉しそうな顔をした。

「あら、戻ってきたのね!おかえり。」
『ただいま!・・・へへ。』
「なんだ、にやにやして。」アルケイドも笑いながら、Luciaとベロニカを見る。
『帰ってこれる場所があるって・・・いいね。』

2人にベロニカを紹介していると、ラウルもやってきた。
急に賑やかになった気がする。

「ボス、ちょっと」ラウルが隅の方へ呼び寄せる。
聞くと、もしKingのところの犬について調査しに行くなら、自分を連れて行って欲しいという話をし出した。
何か気にかかることがあるんだろうか?二つ返事でOKするLucia。
そうだった。レックスを元気にする方法を探しに行かなきゃ。



Kingの元へ行くと、以前アポカリプスの使徒のところへ連れて行った時には脳に問題があるのではないかと言われた、と教えてくれた。
脳か・・・。うーん。

「とりあえずアポカリプスの使徒んとこへ行ってみようか、ボス」
「そうだな。ジュリー・ファルカスと話をしてみてくれ。新しい情報があるかもしれない。」
『わかった。ジュリーに聞いてみるね。』

オールドモルモンフォートへ向かい、ジュリーと話をする。
キングがレックスの事を気にかけている、と伝えると少しだけ気まずそうな顔をした。

『Kingがね、レックスは脳に問題があるんじゃないかって言われたって。』
「・・・そうなの。ここで扱える範囲を超えているのよ。」

『誰か、手術できそうな人はいないのかな?』
うーん、とジュリーが唸る。
「ここから・・・ずっと北西にあるJacob’s Townにいるドクター・ヘンリーなら・・・。」
『Jacob’s Townね。わかった、行ってみる。』

Kingの元へ戻り、ジュリーに聞いた話を聞かせると一瞬眉を顰めて不機嫌そうな表情になった。

「・・・彼女は、俺がレックスを連れて行った時に何故その話をしてくれなかったんだ。」
『え?うーん・・・。』
「いや、嬢ちゃん。すまなかった。俺はあの時腹が立ちすぎて、机をひっくり返したりしたからな。紳士的ではなかった。」
「ほう?」ラウルが肩眉をあげて話を促す。

Kingは自嘲気味に笑いながら、あんなに怒っていては情報なんて出てくるわけもない、と言う。

レックスを呼び、頭を撫でながらLuciaと一緒に行くように諭すKing。
「お前にこいつを託そう。医者にみせてやってくれ。」
『勿論。よろしくね、レックス。』

レックスはぱたぱたと尻尾を振ってLuciaを見上げる。
そうそう、とKingがレックスについて説明をしてくれた。

ネズミが嫌いなこと。
帽子を被っている人が嫌いなこと。

ネズミは・・・まぁ、わからなくもないけど、帽子を被ってる人?
不思議そうな顔をするLuciaに向かって、俺も理由はわからないんだよとKing。
とりあえず、頭の片隅に入れておくことにしようか。


いざ、出発!




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