Fallout NewVegas ; Young Hearts

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Pearlの元へと戻り、頼まれごとを片付けるために少しNewVegas地区へ戻る必要があると告げる。
Doc Argyllの問題をすでに解決したことを耳にしていたPearlは快諾してくれた。

「お嬢ちゃん、Doc Argyllの件礼を言うわ。」
『他の人からの頼まれごとも片付けるから、ちょっと時間をちょうだい』
「もちろんですとも。」
「あー、じゃあボス。俺の小屋へ寄って道具を取ってからNewVegasに戻りたいんだが。」

すっかり忘れていたが、元々はブーンの銃を修理するための道具を取りに来たのだ。
ネリス空軍基地を出て、まずはラウルの小屋へと向かう。
ラウルの小屋で遅い食事を取り一休みすることにした。

ラウルとBoomerのことや、Lucky38で待っている仲間の話をして夜を明かす。

翌朝。
Lucky38へ戻る前に、クリムゾンキャラバンへと足を向ける。

キャスの件で来た時以来だ。
それにしても・・・短い赤毛の女性なんて、いたかな?
きょろきょろしていると、Ringoが声をかけてきた。

「よぉ、あんた久しぶりだな。」
『あ、Ringo。ねぇ、ここに髪の短い赤毛の女性っている?』
「なんだよ、人探しか?赤毛ねぇ・・・。ああ、ジャネットかな?」
「そのジャネットとやらは、どこにいるんだい?」
あっちだよとRingoはバラモンたちがのんびりと草を食んでいる場所を指さした。

短い髪の赤毛の女性が、バラモンの世話をしていた。
後ろから声をかけると、”BlakeかAliceに言ってちょうだい。こっちは忙しいのよ”と見向きもしない。

『あー、私あなたに用があって来たの。』
「え?私忙しいんだけど・・・」
「なあ、あんた。ネリス空軍基地って聞いたことあるか?」

ジャネットはネリス空軍基地という単語に食いついてきた。
双眼鏡で色々なものを探していると言う。勿論ネリス空軍基地も離れた場所から観察していたそうだ。

『あそこにいるBoomerって人たちの中に、あなたの事が気になっている人がいてね。』
「え!?誰?もしかして金髪の素敵な男の子のこと?」
「あんた、あいつのこと知ってるのか?」
「まさか!話をしたこともないわよ。というか、あの場所には近づけないじゃない。」

確かに通常の経路では、あの爆撃を避けることはできないだろう。
それにしても・・・互いに観察しあっていたなんて。


『彼も・・・あなたの事気になってるの。』
「ほんと!?素敵!」

話もしたことがないのに互いに好意を持ちあうなんてな、とラウルは胸の中で一人呟く。
ジャネットはネリス空軍基地に近寄る術があったらいいのにと言う。

Luciaとラウルは顔を見合わせた。
部外者が中に入る方法か・・・。これはもう、正面からPearlにお願いしてみたほうが良さそうだ。


※(嘘)を選択すると、ジャネットは真っ直ぐネリス空軍基地へ向かい死亡してしまう

ジャネットにBoomerに頼んでみるねと伝えて、クリムゾンキャラバンを後にした。



Lucky38へ戻ると、ラウルはブーンの銃を片付けると言ってその場を離れた。
Luciaはキャスやアルケイドと話をしてラウルを待つことにした。

「どこまで行ってたのよ。」
『道間違えちゃって・・・ネリス空軍基地まで行ってきたよ。』
「おい、随分と遠くまで行ってきたな。ネリス空軍基地といえば確か・・・」
『そうそう、Boomerって人たちと知り合ったよ。今ね、ちょっとお手伝いしてるの。』

アルケイドが呆れた顔でLuciaを見つめる。
Boomerからの頼まれごとで、一人の青年の恋のキューピットをしていると聞くとキャスが身を乗り出していた。
ヴェロニカにも聞かせたいからとキャスは立ち上がり部屋を出て行った。

「なあ、Lucia。」
『なに、せんせい?』
「ブーンがさ、お前がラウルと出かけてばかりいるから機嫌悪いんだよ。」
『?なんで?だって、ブーンさんノバックとかキャンプマッカラン行ったりして・・・忙しそうだったよ。』

不思議そうな顔でアルケイドを見つめ返す。
うーん、なんでってな・・・とぶつぶつ呟くアルケイド。
そこへ賑やかな2人が戻ってきた。

一通りネリス空軍基地での話を終えると、Luciaとキャスは夕飯を作る準備を始めた。
ヴェロニカは用事があるからと出かけて行った。
仕事を終えたのか、ふらりとラウルがダイニングへとやってくる。
ラウルがにやにやしているのに気づいたアルケイドが声をかける。
「なんだ、機嫌良さそうだな。」
「ん?ああ、ちょっとな。さて、ボス。デザートは甘くて旨いものを作ってくれよ。」



朝早い時間にLucky38を出て、ネリス空軍基地へと向かう。
Pearlは許可してくれるだろうかとラウルと話ながら。

どうやって説明しようかなとあれこれ考えていたが、Pearlの顔を見ると単刀直入に話を進めたほうが良さそうだとLuciaは感じた。

『あのね。Jackには好きな人がいるの。』
「おやおや。良いニュースだね。で、どんな人なんだい?」
『クリムゾンキャラバンで働いてるわ。彼女も・・・Jackのこと気にかけてる。』
「ふーむ。Jackはここを出られないし、その娘もここに来るのに砲撃を免れることは難しいだろうねぇ。」
「ここに来ること自体は問題ないのか?」

Pearlは今回の件が、Jackにも他の若者たちにも良い影響を及ぼすかもしれないと考えたようだ。
ジャネットがネリス空軍基地にやってくることは許可が下りた。
あとは・・・どうやってここまでやってくるかだ。

とりあえず、Jackにジャネットの気持ちとPearlから許可が下りたことを伝えることにしよう。

Luciaの戻りを今か今かと待ちわびていたJackは、2人の姿を見つけるとすぐさま飛んできた。
期待と不安が入り混じった表情で2人に声をかける。

「ど、どうだった・・・?」
『彼女の名前はジャネットと言ってね、クリムゾンキャラバンで働いている人だったよ。』
「ジャネットか!素敵な名前だ」
『でね。彼女も同じ気持ちだって。』

Luciaの言葉を聞いた時のJackの表情を見て、ラウルは”天にも昇る”とはこのことかと思った。
Jackは矢継ぎ早にジャネットの事を口走る。彼女はここに来るのか。砲撃を受けずに来ることは可能なのか。砲撃手に伝える?いやPearlに言うべきか???

「おい、落ち着け。」
『Pearlには伝えてあるんだけど、ジャネットがここに来れるようにする術が何かないかしら。』

ああそれなら、とJackが奥からBoomerたちが着ているジャケットを持ってきた。

なるほど。Boomerたちが着ているジャケットか。確かに目印になる。
ジャケットを届けることにしよう。



クリムゾンキャラバンに戻り、ジャネットを探す。
相変わらずバラモンの世話をしているようだ。

ネリス空軍基地に辿り着くためにと、Jackから預かったジャケットを手渡す。

嬉しそうに受け取るジャネット。
だが、ふと表情が暗くなったことにLuciaは気づいた。
『どうしたの?』
「・・・あと1つだけ頼まれて欲しいことがあって。」
「ここまできて、なんだ。」
「うちのボス・・・アリス・マクラファティに話をつけて欲しいのよ。ここを去るなら契約解除になるけど、うんとは言わないと思うの。」
『あー・・・、わかったわ。話をつけてきてあげる。』

キャシディキャラバンの件もあり、アリス・マクラファティにあまり良い感情を抱いていないLuciaは、なんとしてもジャネットの契約を解除してやると心に誓った。

当然アリス・マクラファティはすぐにはOKを出さなかった。
出て行くならご勝手に。給与は渡しませんとけんもほろろ。契約違反だと言う。
よく考えりゃ、そりゃそうだなとラウルは思ったが、心の中に留めておくことにした。


※Speach75またはBarter65で説得

Luciaの説得もあり、今回1度だけ特例として認めようとアリス・マクラファティは言ってくれた。

今度こそ、ジャネットをネリス空軍基地に行かせてやれる!
Luciaはニコニコしながら、ジャネットの元へと戻る。
朗報を耳にしたジャネットはすぐさまBoomerたちが着ているジャケットに手を通し、クリムゾンキャラバンを後にした。



ネリス空軍基地に戻ると、すでにJackとジャネットは顔を合わせていた。
互いに見つめあい・・・少し照れ臭そうにJackが自己紹介している。
ラウルはこそばゆくなって、居ても立っても居られなくなってしまった。

「ボ、ボス。俺ちょっと離れたとこにいるよ。」
『うん、わかったよ。』


クエスト:Young Hearts 完了

案内するよとJackが嬉しそうにジャネットと連れ立って立ち去って行くのをLuciaはじっと見つめている。

「ボス、どうした?」
『・・・いいなって思っただけ。』
「なんだよ、ボス。羨ましいのかい?」
『好きな人と互いに好意を持つって・・・いいなって。』




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