バンカーを出て、エルダー・エリヤが残したメッセージを確認するために隠れ家であったGibsonの家を目指す。
どんなテクノロジーだったら、マクナマラを説得できるだろうねと話ながら。
「抱え込むだけ抱え込んで、身動き取れなくなって。ほんと病人よね。」
ベロニカは自嘲気味に笑う。
「そういえばさ。」
『なに?』
「Lucky38にいる皆とはどうやって知り合ったの?どう考えてもつながりのない人たちよね。」
Luciaはベニーに頭を撃ち抜かれてグッドスプリングで目を覚ましたところから、Strip地区までの旅路やMr.HouseからLucky38を使っていいと言われるまでの話をぽつりぽつりとベロニカにする。
そうこうしているうちに、Gibsonの家に着いたようだ。
念のため、周りを見渡すが人の気配はない。
放置されて久しいようだ。
錆びたトタンのドアを押し開けると、ぎしぎしと音がした。
さて。通信用ターミナルを探さないと。
小屋の中は荒れ放題で、色々なものが転がっている。
ターミナル、ターミナル・・・と。
あった!とベロニカが声を上げる。
早速コードを入力して、報告書をダウンロードしよう。
「えーと・・・パスルガンと距離測量機と農業技術・・・か。」
『農業技術???』
「植物増大装置といったところかしら。NCRはキャンプ・マッカランに科学部門を持っているわ。そこが見つけた技術のようね。」
キャンプ・マッカランで化学部門。
どこかで聞いたことがあるような。
「距離測量機はHelios Oneを元にしたターゲット装置。パスルガンはパワーアーマー対策として作られた代物ね。」
『ベロニカごめん・・・。Helios OneでNCRに協力してるから、距離測量機は難しいかな・・・。』
「いいの、いいの。じゃあ・・・農業技術かパルスガンね。どうしようか。」
『エルダー・マクナマラにネリス空軍基地周辺で行方知れずになった部隊を探して欲しいって頼まれてるし・・・。』
「じゃあ、パルスガンにしようか?」
『そうね。ネリス空軍基地ならブーマーの皆と知り合いだから、なんとかなるかも。』
「そっか!この間ネリス空軍基地に行ってたって話してたもんね。」
ネリス空軍基地でパルスガンと行方不明の部隊を探すことに決めた二人は、早速Gibsonの家を後にした。
まずは周辺でB.O.S.の部隊を探す。
予想はしていたが・・・やはり残念な結果を迎えてしまった。
ホロテープを回収し、鞄の中へとしまい込む。
あの爆撃をうけたのかな・・・。
次はパルスガンか。
ベロニカが報告書には、ネリス空軍基地の指導者が寝泊まりする場所にある整理棚とコンピューターを探すべきと書かれていると教えてくれた。
Pearlに声をかけてみるか・・・どうしようか。
とりあえず小屋へ行ってみよう。
小屋の中を覗き込むと、出かけているのか誰もいない。
Pearlが戻るのを待つ・・・と言っても、いつ戻ってくるのかわからない。
『ベロニカ。ちょっと見張ってて。』
「え?」
『後でPearlには謝る。今は、こっそりパルスガンの情報を確認させてもらうことにする。』
※盗み扱い。カルマが下がる・・・
パルスガンはネリス空軍基地にはなく、Vault34へ移されたようだ。
ブラックウェル大佐のカギなるものも見つけたぞ・・・?
『Vault34てところにパルスガンはあるみたい。行ってみよう。』
Vault34