Skyrim-ilex 世界を喰らうものと戦う

Skyrim-ilex 世界を喰らうものと戦う

光を抜けて、進んだ先はソブンガルデ。
ノルドの英雄たちが住まう場所。

纏わりつくような霞が辺りに漂っている。

リディア:ここが・・・ソブンガルデ・・・?
エリク:なんか白い靄がかかっていて、先が見えにくいね。足元気を付けて
マーキュリオ:向こうに大きな建物があるようだ。あそこを目指してみるか
ilex:とにかく、進んでみましょう

足元に注意しながら、先を急ぐ。

暫く進むと、こちらに向かって歩いてくる気配を感じた。
かちり、とエリクやリディアが武器に手をかけた音がする。

霞の中からストームクローク兵が姿を現した。
先へ進むのを止めるよう忠告する。

どうやらこの霞はアルドゥインが起こしているらしい。
この先にある「勇気の間」に英雄たちがいるとストームクローク兵が教えてくれた。
4人は顔を見合わせ、頷く。

靄の中を再び進む。
マーキュリオが、あれではないかと指さす先に石造りの大きな建物が見えた。

その前に、大きな骨の橋のようなものがあり、更にその前に厳つい男が佇んでいる。
ilexは、男に勇気の間へ行きたいのだが、と伝えた。

ツン:何故、生者の身でこの地を訪れた、旅人よ。ここはソブンガルデ、魂の終焉の地。ショールの名誉に預かった死者の場であるぞ
ilex:私は・・・勇気の間への入り口を探しているのよ
ツン:何故、勇気の間の入り口を探す?生身で死者の地へ行こうとは
ilex:・・・ドラゴンボーン・・・だから。
ツン:なるほど!運命に導かれし竜の血脈を引く英雄に出会ったのは久しぶりだ

ツンと名乗る男は、にこりともせずに背負っていた斧に手を掛ける。
ilexも愛用のダガーを構えた。

大きく振りかぶるツンの動作を見つめ、間合いを図る。
振り下ろした隙を突いて、懐に潜り込みダガーで胸元を切り裂く。
ツンが素早く、斧を片手で振るった。

ilexの足先寸前に斧の刃が突き刺さる。
飛び退ったilexをツンが見つめ、斧を背負いなおした。

ツンが勇気の間へ進む許可を出すと、固唾を飲んで見守っていたリディアがilexへと駆け寄ってきた。

さぁ、勇気の間へと行こう。



竜骨の橋を渡り、勇気の間へたどり着いた。
重たい扉を押し開けると、中は宴の最中なのか賑やかな声と肉が焦げる匂いが充満している。

辺りの様子を窺う4人に、1人の男が声をかけてきた。

???:良く来た、ドラゴンボーン!
ilex:えーと、誰・・・?
イスグラモル:我はイスグラモル。アルドゥインが姿を現してから、この地を訪れるものは久しくなかったのだ。良く来た。
リディア:従士様、イスグラモルはホワイトランにある同胞団の始祖と言われています。
イスグラモル:君がアルドゥインと戦うと声をかけてくれれば、ともに挑むというものが3人いる。是非声をかけてくれ

その3人は黄金の柄のゴルムレイス、隻眼のハコン、古きフェルディル。
どこかで聞いたような名前だなと考えていると、イスグラモルが3人のいる場所を指さした。

見れば、刻の傷跡でアルドゥインと戦っていた古代の英雄3人ではないか。
因縁の対決という訳だ。

ilexが声をかけると、3人は待ちくたびれたと言わんばかりに外へ駆け出して行った。
慌ててilexたちも後を追いかける。



竜骨の橋を通り抜けたところで英雄たちが立ち止まる。
追いついたilexに、霞を払うため皆で”晴天の空”のシャウトを、と持ち掛ける。

「Lok」「Vah」「Koor」!!!!

シャウトのおかげで霞が晴れ、辺りを見渡すことができる様になった。
が、すぐに、アルドゥインが霞を呼び寄せる。

再び、晴天の空のシャウトをする。
アルドゥインが霞を呼ぶ。
何度か繰り返すと、遠くから地が震えるほどの咆哮とともに、アルドゥインが姿を現した。

ゴルムレイスが、ドラゴンレンドのシャウトを!と叫んだ。
そうだ。まずは空から引きずり落とさなきゃ。

「Joor」「Zah」「Frul」!!!

シャウトをまともに喰らい、アルドゥインが空から落ちてくる。
ここぞとばかりにエリクやリディアが走り寄り、マーキュリオが魔法を撃ちこんだ。
ハコンやゴルムレイスが剣を鱗の間に突き立て、フェルディルが弓を射る。

飛び立とうとするアルドゥインに再びドラゴンレンドのシャウトを浴びせ、地に縛り付ける。

ilexがアルドゥインの頭にダガーを突き立てる。

大音声でアルドゥインが吠えた。
それが、世界を喰らうものの、最後の咆哮だった。

マーキュリオ:や、やったのか・・・?
リディア:従士様!!
ハコン:ウジ虫が、死んだぞ!!
ゴルムレイス:スカイリムが、世界が救われた!

アルドゥインは死んだのだろうか。
ドラゴンを倒した時の、あの感覚が、手ごたえが、何故か感じられなかった。

呆然と、アルドゥインであったものを見つめるilexの元に、ツンがやってきた。

ツンはアルドゥインが倒され、ソブンガルデが浄化されたことを寿いだ。
土産として、ソブンガルデの英霊を呼び出すことができるシャウト「勇気の呼び声(Hun)(Kaal)(Zoor)」を教えてくれた。

さぁ、Skyrimの地に戻ろう!



ツンが送り届けてくれたのは、世界のノド。
気付けば、周りをドラゴンたちが取り囲んでいる。

ドラゴンたちは一声吠えて、空高く舞い上がり姿を消した。

パーサーナックスを見つけ、足早に近づくilex。

ilex:戻ったわ。
パーサーナックス:終わったのだな。アルドゥイン、ディロン。誰よりもこの地に長くいた最長老は、もういないのか
ilex:・・・
パーサーナックス:お前は勝ったのだ。サーロット、クロングラー
ilex:ドラゴンボーンとしての、役目を果たしただけ
パーサーナックス:勝利を存分に味わえ、ドヴァーキン。時の流れに名を残すのも、これが最後ではあるまい

ばさりと音を立て、パーサーナックスは舞い上がった。

パーサーナックスと入れ替わるように、今度はオダハーヴィングが姿を現した。
オダハーヴィングは、飛び去るパーサーナックスを見つめる。

オダハーヴィングはアルドゥイン亡き後、パーサーナックスの”声の道”に従うドラゴンは然程いないであろうと言う。
この後どうなるかは、わからない。
パーサーナックであっても、内なる殺戮の声に抗うのは大変だったというのだから。

必要な時に呼んでくれれば、可能な限り駆けつけようと言い残し、オダハーヴィングも空高く舞い上がった。


マーキュリオ:さてと。これからどうするんだ、ドラゴンボーン?
ilex:ちょっと、やめてよ
エリク:僕、父さんに今回の旅の話をしにロリクステッドに戻ろうと思うんだ
マーキュリオ:俺も、一度リフテンの家に戻ろうと思う
リディア:従士様はいかがされますか?
ilex:そうね・・・。私、ホワイトランの従士ということだから、ひとまずブリーズホームに落ち着こうかと思うんだけど、どうかな、リディア?
リディア:勿論です!!いつでも私は貴方に従います

さぁ、おうちに帰ろう!

———

アルゴニアン ilex編 終了

久々のメインクエスト完走。
ilex編はこれにて終了です。

この後、AEにアップグレードして新しいキャラでプレイ日記書く予定です。
ここまで付き合い頂き、ありがとうございました。


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