Fallout NewVegas ; Boulder City Showdown

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モンロー中尉はNCRの警備隊がグレートカーンズに廃墟に誘い込まれて集中砲火を浴びてしまった、と言う。
しかも兵士が二人人質になっているそうだ。

「・・・身動きが取れない、という訳か。」ブーンがぽつりと呟く。
「そうだ・・・我々が動くことによって人質の命が失われる可能性が高い。」
『うーん。中にいるグレートカーンズに聞きたいことがあるんだけど・・・、そうだ、交渉してこようか?』

モンロー中尉とブーンが驚いてLuciaを見つめる。
「お前、何を言っているんだ?」
2人に見つめられて、あれ?と首を傾げるLucia。
『だって・・・私の荷物の行方知ってるかもしれないし。』
「ああ、そうか・・・。」

モンロー中尉はブーンとLuciaの会話を黙って聞いている。
「通常は民間人をこんな場所に入れたりはしないのだが・・・私たちは行き詰っている。」
『うん。』
「今回、君の申し出を受けようと思う。彼らのリーダーはジェサップという男だ。」
『ジェサップね、わかった。』
「よろしく頼んだぞ。準備が出来たら、中に入ると良い。」

廃墟の中に入ると、NCR兵士とグレートカーンズが互いの動きを警戒して緊張感に満ちていた。
瓦礫の山の傍に座り込んでいるグレートカーンズの一員に声をかけると、早くここを出たいというようなこと言う。

どうやら彼らも何が何でもこの場にいたいわけではなさそうだ。

リーダーのジェサップが立て籠っている場所までやってきた。

ジェサップはLuciaの顔を見るなり、後ずさった。

「なんてこった!お前は・・・グッドスプリングスで頭をぶち抜かれた運び屋じゃないか!死んだはずだ!」
『え?』

記憶を呼び戻す・・・。えーと。誰??

白と黒のチェックのスーツの隣に立つ男が思い浮かんだ。
銃に伸びた手をブーンに止められた。
「・・・今はやめておけ。」
『・・・。うん。』

ジェサップは頭に銃弾二発受けて、死んだと思っていた運び屋が目の前にいることにまだ驚いている。

『私の荷物・・・プラチナチップはどこ?』
「え?プラチナチップ?」
てっきり復讐されるかと身構えていたジェサップは、思わず聞き返した。


クエスト「They Went That-a-Way」完了

「プラチナチップか。ここにはない。ベニーの野郎が盗んでいった。奴はストリップ地区へ戻っているだろうさ。」

ここまで来たのに、また逃げられてしまった。
がっかりしたLuciaの肩をブーンが不器用に叩く。

「ベニーを探しにここまで来たのか?」ジェサップが尋ねる。


クエスト「Ring-a-Ding-Ding!」開始

『あ、そうだった。』すっかり忘れていたが、NCRとの話をしなければならないんだった。

NRCとの和解を調停したいと申し出ると、ジェサップははぁ?という表情をした。
「あいつらが引き下がれば、俺たちもここを出て行くさ。誰も傷つけずにな。」
『じゃあ、人質を解放してよ。そうしたらNCRのテリトリーから無事に出られるように話をつけてあげる。』


Speech45で人質解放の話

ジェサップは深々とため息をついて同意した。
「背に腹は代えられないな。いいだろう、奴らを解放しよう。」

ほっとブーンと顔を見合わせるLuciaにジェサップが何かを投げてよこした。
ライターだ。

「土産にそれをやろう。ベニーのライターだ。捕まえたらケツにつっこんでやれ」
『それはやだな・・・。』

ジェサップはベニーの情報(ストリップ地区にあるカジノTOPSを経営するチェアメンの一人)やプラチナチップ(プラチナ製の洒落たポーカーチップ)のことを教えてくれて、その場にいるグレートカーンズ達に指示してボルダーシティを後にする準備を始める。

「俺たちもモンロー中尉のところへ戻るとしよう。」
『うん。人質の人たちが走って行くの、さっき見たから大丈夫だね。』

モンロー中尉のところへ戻ると、ほっとした表情で2人を迎えてくれた。
「人質を解放してくれて感謝する。だが・・・本部からグレートカーンズの掃討命令が出ている。」

『え?何言ってるの?グレートカーンズは自分たちの自由と引き換えに人質を解放したんだよ?』
「・・・うむ。」
『それを裏切るような真似はできない』
「・・・わかった。お前の言うとおりだ。」
モンロー中尉は少し苦しそうだったが、最終的にはグレートカーンズが自分たちの土地へ帰るのを容認してくれた。

NCRの好意が「容認」になりました!


クエスト「Boulder City Showdown」完了




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