結婚式?
皇帝暗殺の話とどう繋がるんだ?
怪訝そうな顔をしている俺を面白そうに眺めるアストリッド。
ソリチュードで行われるヴィットリア・ヴィキの結婚式で花嫁を殺す。
ヴィットリア・ヴィキは皇帝の従妹で、ソリチュードで東帝都社の事業を監督する立場にあるらしい。
結婚式の最中にヴィットリアは招待客と話して回るだろう。その時に殺せば報酬は弾むわよ、と嬉しそうに話す。
皇帝の親族の結婚式だから、警備も硬いことは予想される。
アストリッドはガブリエラやヴァベットが何か良い案を持っていると思うから話を聞くといいと言う。
2人に話を聞いてソリチュードへ向かうとする。
ガブリエラの案。
欄干から獲物を仕留める。
バベットの案。
古いガーゴイル像を使う。古いから弱くなって倒れるかもしれない。どうかしら?
ソリチュードへの道すがら、どうするか吟味するか。
結婚式の場所を偵察してからではないと、決められないしな。
2人に礼を言い、聖域を後にした。
ソリチュード正面門の前でLadyに待機を命じると、不満そうに鼻を鳴らしたが大人しく道の端へ移動し座り込んだ。
犬連れでは目立つ可能性があるからな。
Ladyの頭を撫で、ソリチュードの大きく重い扉を押し開けた。
入り口で何やら処刑らしきものが行われていたが、無視して先に進む。
結婚式が行われるのは、神々の聖堂の前の広場か。
聖堂に近づくにつれ、歌や音楽が聞こえてきた。
入り口近くで言い争う声がする。何食わぬ顔で近寄ると、どうやら結婚する2人の親族のようだ。
両家の親族同士で言い争いをしているのか。このハレの日に。
ストームクロークと帝国の和睦の第一歩を狙う目的もあるらしいが・・・どうなんだかな。
脇をすり抜け、ガブリエラが置いておくと言っていた武器を取りに行く。
話に出てきた欄干だが・・・正直なところ暗殺に成功した後に逃げ出すのが難しそうな場所だ。
バベットの言うガーゴイル像を確認しておこう。
聖堂の階段を上がり、城壁に出た。
上に見張りがいるかと思っていたが、誰もいない。欄干より逃走ルートも多そうだ。
ガーゴイルにそっと手を掛けると、脆くなった部分から破片がはらはらと落ちていく。
そうこうしているうちに、ヴィットリア・ヴィキの結婚式が始まったようだ。
拍手と共に迎え入れられる新郎新婦。
しばらくするとヴィットリアのスピーチが聞こえてきた。
見えないように腰をかがめた状態で、ゆっくりガーゴイル像を押す。
ガーゴイル像はあっという間に落下していった。
悲鳴に怒号。広場は蜂の巣をつついたような騒ぎになっている。
少しずつ後退りして、騒ぎが治まるのを待つ。
衛兵たちの警戒が解かれたのを確認して、聖堂出ようとしたときヴィーザラに声をかけられた。
どうやらアストリッドが助太刀するように言ったらしい。
が、周りの状況を素早く確認したヴィーザラはにやりと笑うと、手助けなんか必要なかったなと言い反対の方向へと歩いていった。
聖域に戻るとするか。
アストリッドは上機嫌だった。
笑いながら、よくやったと褒めてくる。
スピーチの間に暗殺したことへのボーナスと報酬を受け取る。
報酬は闇の一党の伝説的人物を召喚する魔法だという。
ルシエン・ラシャンスを召喚
アストリッドは、次のステージへ進む準備ができたと言いガブリエラに話を聞くように指示してきた。