
弓矢にすぐさまハドバルが反応した。
見れば山賊たちが、こちらに向かって攻撃を仕掛けてきている。
ダガー片手にilexも参戦する。
とはいえ、正面から剣を振り回す山賊に立ち向かう気はさらさらない。
それは軍人であるハドバルに任せる。
盾を使い、弓矢を払いのけ敵に立ち向かっていくハドバル。
ハドバルの立ち回りに気を取られている山賊の後ろに回り込み・・・
ilex:よいしょ
ブリークフォール墓地の前に陣取っていた山賊たちは全て片付けたようだ。
ハドバル:お、山賊を倒したか
ilex:まぁ私のやり方でね
ハドバル:ダガー一本でこいつを倒したのか!どうだ、剣も使ってみないか?
ilex:いやよ。そんな重たい物使いたくないわ。
ハドバル:じゃあ、弓にするか
そう言うと、山賊から奪い取った弓矢を渡してきた。
仕方がないので、とりあえず受け取る。
重たい扉を押し開け、ブリークフォール墓地の中へと進むとしよう。
中の広間にも山賊が居たので、片付ける。
慎重に先に進んで行くと、仕掛けがある部屋に出た。
床には仕掛けを解き損ねたのか、山賊が転がっている。
ilex:これは・・・?
ハドバル:仕掛けを解かないと扉が開かないんだろう
ilex:失敗すると、こいつみたいに彼の世に旅立つという訳ね
ハドバル:そういうことだ。
動物のような形のレリーフがあるので触れてみると、回転した。
これを・・・正しく動かすと、扉が開く仕掛けということか。
無事、仕掛けをクリアし先へと進んで行く。
更に奥を目指して歩いていると、ilexたちの足音を聞きつけた誰かが大声で叫んでいるのが聞こえてきた。
ilexとハドバルは思わず顔を見合わせる。
一体誰がこんなところにいるんだろう・・・?
張り巡らされた蜘蛛の巣を払いのけながら声のする方へと向かうと、天井から巨大な蜘蛛が現れた!
蜘蛛が口から何かを吐き出した。
ハドバルが毒だから気を付けろという。気を付けろと言ったって・・・
素早く回り込みダガーを振るうilex。
正面からハドバルが剣を振り下ろす。
大蜘蛛を倒し終え、辺りを見回すと蜘蛛の糸に絡めとられて藻掻いている男の姿が見えた。