「さてと、George。欲張って色々引き受けたが片付けられるのか?」
「えーと、行方不明の人造人間とフェラルグールの掃除とパワーツールを探すのとストレージドライブの回収と・・・」
ニックがやれやれと溜息をついた。
あれだ、と指さした先にあるのは青白い光を放ちながら霧を・・・吸い込んでる?
「霧コンデンサーを直しに行った奴を探すんだろう?」
そうだった。全部で・・・5件か。流石に欲張りすぎたな。
まずは一番近場にいると思われる、霧コンデンサーを修理に行って戻らないハワード・ダンバーの捜索から始めよう。
それにしても霧で視界が悪い。
ドッグミートが辺りの匂いを嗅ぎながら進んで行くのに付いて行くとしよう。
しばらく進んで行くと、ドッグミートが足を止め低く唸り出した。
ニックに合図を送り、慎重に歩を進めると・・・かさかさと何かが動く音が聞こえてくる。
目を凝らすと、倒れ込んだ男の姿とマイアラークが見えた。
マイアラークを倒し、男へと駆け寄る。
残念ながら・・・時すでに遅し。
「間に合わなかったか。」
「George、何をしている?」
霧コンデンサーの部品を手に取る俺に、ニックが声をかけてきた。
修理しないと困るだろう?
そう言う俺をニックがまじまじと見つめる。
「そうだったな。あんたはそういう人間だった。」
※マーカーに従って移動すれば問題なし。
到着した人造人間が走り去った方角(ファーハーバーから南の方角)もこっちだったな。
そんなことを考えていると、ドッグミートがわん!と一声吠えた。
地面に赤い・・・血痕だ。
「これは・・・何かに襲われたようだな。」
「点々と続いているようだぞ。追跡するしよう。」
血痕を追って行くと、何者かの住処に辿り着いた。
用心しながら中を覗くと、トラッパーが鍋をかき回していた。
足元には血の付いた服や荷物が無造作に置かれている。
※SS撮ってませんでした。”食事”の話あり。スピーチチャレンジするか、問答無用でぶちのめすか。
私は今回はスピーチチャレンジでクリア。
無言でその場を離れる。
「チェイスに、悪い知らせをしなきゃならんな。」
「消え去っちまったって?しかも・・・」
「その先は言わなくていい。」
その足で国立公園キャンプ地へ向かい、フェラルグールを片付ける。
「お次はどこだ?」
「後は、イーグルズ・コーブ制革所ってとこでパワーツール探しとサウス・ウェストハーバーでストレージドライブの回収。」
「・・・やれやれ。」
※トラッパーがいるので戦闘あり
船に置いてあったストレージドライブを回収して、次の場所へと移る。
イーグルズ・コーブ製革所でパワーツールを探したら、頼まれごとは片付くなとニックと話ながら歩く。
朽ち果てた建物に住み着いたトラッパーや、フェラルグール、スーパーミュータント達。
更に、連邦では見たことのない生き物の死体が転がっているのに遭遇した。
「なんだこりゃ」
「マイアラークとも違うし・・・魚っぽい皮膚してんな。」
ドッグミートが齧ろうとしたので、慌てて止める。
腹が空いたのか?と聞くと、くぅんと首を傾げた。
そういや俺も腹が減ったな。とっとと片付けてファーハーバーへ戻ろう。
製革所の外や中にいるフェラルグールを片付け、地下にあったパワーツールを手に外に続く階段を上がる。
「おい。」
出口でいきなり声をかけられ、思わず撃ちそうになってしまった。
「・・・あんた死にたいのか。」
「銃を降ろせよ。悪かったよ、急に声をかけて。」
マチェット・マイクと名乗る男は、手に入れたパワーツールがペルメンのパワーツール、高級セットだと捲し立てる。
ペルメン?どこかで聞いたことがあるなと思い、記憶を辿る。
ああ、昔コマーシャルで見たことがあるんだ。
昔の記憶に思いを馳せている俺に向かって、マチェット・マイクはパワーツールを売らないかと言い出した。
ニックと思わず顔を見合わせる。
「悪いが、マリナーの頼まれごとでな。あんたに売るわけにはいかない。」
「あんたも商売っ気がねぇな。まぁいい、他を当たるとするよ。」
そう言い残してマチェット・マイクは立ち去っていった。
とんだ邪魔が入ったが、俺たちもファーハーバーへ戻るとしようか。
「さすがに疲れたな。」
「お前が欲張るからだろう、George。」
The Last Plankでミッチに食事と酒を頼む。
依頼者への報告は明日でいいか。まずは休みたい。