Skyrim-ilex ドラゴンストーンを探す
蜘蛛巣の中で身動きできなくなっている男が必死の形相で降ろしてくれと叫んでいる。
ilexが訝し気な表情をしていることに気づいた男は、宝がどうのと言い出した。
とりあえず蜘蛛の巣を払って降ろしてやろうとしたが・・・
ねばねばとしている蜘蛛の巣をダガーで斬るのも一苦労だ。
思い切りダガーを振り払った時、男の断末魔の叫びが聞こえてきた。
ilex:あ、あら?
ハドバル:・・・力加減というものをだな
ilex:まぁ、こんなところにいるから山賊かなにかでしょ、きっと
ハドバル:日記を持っているぞ。どれ・・・
ハドバルは男が持っていた日記を拾い上げ、中身を読む。
呆れた顔をして日記をilexに手渡してきた。
どうやら男は盗賊だったようだ。
金の爪というものを、ルーカン・バレリウスなる人物から盗み出しブリークフォール墓地で宝探しをする予定だったが、生憎蜘蛛の巣にひっかかり更にilexの刃で倒された。
ハドバルが、ルーカンはリバーウッドで雑貨商を営んでいる知り合いだと呟く。
更に懐を漁ると、件の金の爪が出てきた。ルーカンに返してやろうか。
気を取り直して、ドラゴンストーン探しを続ける。
ドラウグルを倒しながら進んで行く。
さっきの盗賊は1人でここを制覇するつもりだったんだろうか?
そんなことを2人で話しながら、奥を目指す。
暫くすると、行き止まりにぶつかった。
動く壁と3つの穴。また何かのパズルのようだ。
ilex:またパズルか・・・
ハドバル:お宝が隠されているっていうからなぁ!
ilex:ここが動くのね。絵合わせかな
ハドバル:さっきの日記に何か書いていなかったか?
「金の爪を手にすれば、答えは手の平にある」と書いてある。どういうこと?
金の爪をアレコレ眺めていると、手のひら?側に3つ模様が並んでいることに気が付いた。
謎を解くと、大きな音を立てて扉が開いた。
一番奥の空間に辿り着いたようだ。
何か文字が刻み込まれている大きな壁画が見える。
恐る恐る近寄ると、壁から不思議な力が流れ込んでくるのを感じた。
ヘルゲンでドラゴンの咆哮を聞いた時に感じた、脳天から尻尾へと電撃が走るような感触だ。
壁の前で思わず立ち尽くすと、後ろからハドバルが敵がいるぞ!と叫んできた。
のそり、とドラウグルが棺から立ち上がるのが見える。
ilexがダガーを手に身構えるより先に、ハドバルがドラウグルに剣を振り下ろす。
ハドバル:ここの主かな
ilex:あ、何か持ってるわ
ハドバル:ドラゴンストーンか?
なにやら不思議な模様が描かれたドラゴンストーンをバックパックに大事にしまい込む。
周りを見ると宝箱が置いてあることに気が付いた。折角だから金目の物を貰って行こう。
宝箱を開けると、真っ先に白い球のようなものが目に入った。
なんだろうこれ・・・?と思わず手に取るilex。
???:新たな手が灯火に触れる
ilex:え?え?
???:聞きなさい。我が言葉に従うのです。
ilex:ちょっと、なんなのよ
メリディア:我が名はメリディア。穢れた闇が我が聖堂に入り込みました。それは貴方が滅ぼすべき闇なのです
ilex:勝手なことばかり言わないで!
メリディアと名乗る声は、ソリチュード近くにある聖堂を目指す様にilexに伝えると聞こえなくなった。
大丈夫か、とハドバルが声をかけてくる。
何かが語り掛けてきたと伝えるが、ハドバルの耳には届いていなかったようだ。
メリディアの名を出すと、ソリチュードの近くに確かに聖堂があるなと頷く。
しかしソリチュード方面に行く予定などないilexは非常に迷惑をそうな顔をしている。
デイドラに目を付けられたって言うのは面倒だなとハドバルも苦い顔をする。
とりあえずドラゴンストーンを持ち返ろうと話し、ブリークフォール墓地を後にする。
ホワイトランへ戻る途中、リバーウッドに立ち寄ってルーカン・バレリウスに忘れずに金の爪を返そう。