「おじさん?ミッチのおじさんがどうかしたのか?」
ミッチが険しい顔をしてデビーを睨みつける。
でも・・・とデビーも負けじとミッチを睨む。
俺とニックに視線を走らせ、他に頼める奴もいないしなとミッチが呟いた。
ミッチの叔父は島に霧が満ちてきていても、まだ内陸部に住み続けているのだと言う。
偏屈な人でね、と苦笑いしながら叔父ケンの人柄を話すミッチ。
何度もファーハーバーに来るように勧めているが、1人で国立公園案内所に住み続けると言ってきかないらしい。
「頼むのは不本意なんだが・・・ケン叔父さんを連れてきてくれないか。」
「わかった。酒をご馳走にもなったしな。」
ミッチがほっと安堵の溜息をつく。
国立公園案内所の場所をマップに書き記し、罠が仕掛けられていると思うから土地に踏み込むときは気を付けてくれとミッチは忠告する。
クエスト:The Hold Out
The Last Plunkを出ると、住人がスモール・バーサがアンタを探していたよと声をかけてきた。
スモール・バーサ?誰だそれは。
訝し気な顔をする俺とニックに向かって、住人はあそこだと指で指し示す。
住人が示したほうを見ると、小さな女の子が俺をじっと見つめていた。
「話が・・・あるんですけど。」
「なんだい?」
「土地を・・・取り戻したいんです。」
握りしめていたキャップを目の前に突き出し、少ない金額だけど助けて欲しいと言う。
差し出された手を押しとどめ、キャップはいらないと伝えるとスモール・バーサは驚いた顔をした。
「で、場所はどこだ?」
スモール・バーサがエコーレイク製材所に印をつけた。
ミッチの叔父さんを説得しに行くついでに、回ってくるとしよう。
ニックを見ると、やれやれと肩を竦めた。
エコーレイク製材所を制圧したら戻ってくるとスモール・バーサに約束して、その場を離れる。
クエスト:Turn Back the Fog
「またアレコレと引き受けてるな。」
「ついつい」
もう1人頼みごとをしたい奴がいるようだぞとニックが指をさす。
マリナーが手招きしているのが見えた。
マリナーは船体を強くするために、最後のアイデアに乗って欲しいと言う。
「どんなアイデアだ?」
「分厚い船体でも、マイアラークの酸には負けてしまうの。」
「それで?」
ニックが腕組みをしてマリナーの話の続きを待つ。
マイアラークの酸にも負けない物質。
それはマイアラークの殻だとマリナーが自信ありげにニックに向かって話す。
マイアラークの殻で覆われた船体。
確かに強そうだ。
ニックの方を見ると、呆れたような表情をしていた。
思わず笑いそうになるのを堪えて、マリナーには殻を集めてくることを約束する。
「3つもあれば十分よ。じゃあ、頼んだわね。」
クエスト:Hull Breach 3
※クエスト:The Changing Tideは、各住人のサイドクエストを完了することで進行。
ミッチのクエスト「The Hold Out」、スモール・バーサのクエスト「Turn Back the Fog」がメインで完了させるクエストとなり残りはオプション扱い。
キャシー・ダルトンとキャプテン・アヴェリーのクエストは前回完了しているので、出現しない模様。