Fallout NewVegas ;ED-E My Love(4)

Fallout NewVegas ;ED-E My Love(4)

オールドモルモンフォートの門を開けて中に入る。
思ったよりも人が沢山いる。白衣を着ている人に・・・ガードらしき人間も。

「・・・思ったより人が沢山集まっているな。」
『ね。エイプリル・モーティマーって人はどこにいるんだろ。ちょっと聞いてみよう。」

すぐ近くにいたカウボーイハットを被ったグールに声をかけてみる。

『こんにちは。』
「おや、新顔かい?怪我でもした?それとも食事を貰いに?」
『ええと・・・。エイプリル・モーティマーって人に会いに来たの。あなたは?』
「私はベアトリクス。ここで雇われ護衛をしているよ。」

ベアトリクスが、ここフリーサイドの現状やストリップ地区の事、Kingsというギャング?のことNCRのこと等など・・・色々と話してくれた。
それからエイプリルはあっちにいるわよ、と少し離れたところにいる白衣の女性を指さした。

忙しく働くエイプリル・モーティマーに声をかける。
『あの・・・あなたよね、ED-Eを通して声をかけてきたの。』

Luciaの声に顔を上げ、ED-Eを見止めると嬉しそうにLuciaに握手を求めてきた。

「よく来てくれたわね!ありがとう!」
『ED-Eを連れてきたわ。詳しく話を聞かせて欲しい。』
「あなたの可愛いアイボットはエンクレイブの技術を秘めているのよ。私たちはその技術を人々を救うために使いたいを考えている。ブラザーフッドのように自分たちのためだけじゃなく。」
『B.O.S.は自分たちのためだけに使うと?』
「彼らは・・・自分たちのためだけにテクノロジーを維持しているわ。それに兵器研究の計画を行っている。」
『ED-Eを兵器研究のためになんて使わせたくない。』

ED-Eを見ると、いつものようにBeep音を発してLuciaにすり寄ってきた。

「アイボットがそんなに懐いているのを初めて見たわ。」エイプリルが驚いて言う。
ブーンも苦笑している。
「・・・こいつは、少々変わったアイボットのようだ。」
「このこから技術を得る許可をくれたら、本当に恩に着るわ。お礼と言ってはなんだけど少しだけアップグレードしてあげる。」

『どうする?ED-E?』
Beep音を発して、その場でくるりと回る。
『わかった。エイプリル、お願いするわ。大切に扱ってね。』
「ああ、ありがとう!技術を入手して、このこをアップグレードしたら、すぐに連絡するわね」

ブーンがぽんとLuciaの頭を叩いた。
プリムからずっと一緒だったED-Eと離れるのが、こんなに寂しいとは思わなかった。
「・・・すぐに戻ってくる。」
『うん。』

オールドモルモンフォートの中を少し見て回ることにしよう。

テントの中には中毒患者や怪我をして治療に来た人、ギャンブルですっからかんになった人などなどなど・・・色々いる。
ふと、近くにいた白衣の男性に声をかけてみた。

『こんにちは、初めまして。あなたもお医者さん?』
「やあ。医療サービスが必要なら他の医者に声をかけたほうが良い。私はただの研究者でおまけに大した研究者でもない。」
随分と謙虚?いやなんだろう、この感じ。ひねくれてる?

アルケイド・ギャノンと名乗る男性は、代替療法の研究をしているという。でもなんだか、エイプリルのように熱心さを感じられないのは何故だろう。

『うーん、あんまり熱心じゃないのかな?』
「人助けの熱意はあるんだ。でも”Nihil novi sub sole”(日の下に新しきものなし)だ。」
おや、随分と小難しい言い回しをする。

シーザーが昔アポカリプスの使徒だったこと等をひとしきり話すとアルケイドは黙ってしまった。
ブーンが後ろからLuciaの肩を叩いた。
「・・・ちょっといいか。」
『どうしたの?ブーンさん。』
テントを一度出て、少し離れた場所で話をすることに。

「・・・俺はキャンプマッカランで気になることがあるから、少しの間別行動をとりたいと思う。」
『え!ブーンさんもいなくなっちゃうの・・・?』
半べそをかきそうになったLuciaの頭を撫でると、ブーンはアルケイドに声をかけてみろと言い出した。
「・・・俺の勘だが、あいつはきっといい仲間になるぞ。」
『ブーンさんがそう言うなら・・・。』
「キャンプマッカランにいなかったら、ノバックに戻ったと思え。そこで待っている。」

ブーンはそう言うと、オールドモルモンフォートを後にした。

アルケイドの元に戻り、一緒に来ないか?と声をかけると微妙な反応が返ってきた。

※アルケイドを仲間にするには、・Speech 75以上の選択肢を成功させる ・Int1で話しかける ・Perk:Confirmed Bachelorを取得して話しかける(男性のみ) ・フリーサイドの評価を上げる のどれかが必要。
LuciaはSpeechをスキルブックで上げて話かけて成功させました!

ED-Eが戻ってくるまでの間に、アルケイドの装備を整えようかな。
白衣じゃ目立つもんね・・・。
『せんせい、グッドスプリングスに一度戻ってもいい?』
「先生?私は先生じゃないぞ。・・・まぁ、君がそう呼びたいなら、それでもいいけど。」

グッドスプリングスに戻る道すがら、アルケイドに色々質問をしてみる。
最初は口も重く、なかなか本心を見せようとしなかった。

『せんせい、私仲良くなれたらいいなって思っているんだけどな。』
「俺は本当に退屈な人間なんだ。フリーサイドのヤク中とでも話してたほうがいいぞ。」

ふう、と溜息をつくLucia。ブーンといい、アルケイドといい・・・まったくもう。

『せんせい、興味があるから聞いているんだよ。』
「ああ、そうだよな。すまん。俺は・・・30代後半で、生まれはここから西にいったところだ。父親は幼い頃に亡くなった。」
『うん。』
「あとは・・・医学と戦前の経済政策の失敗に関する本を読むのが好きだな。」
『うんうん。』
にこにこと顔を覗き込むLuciaに気づき、咳ばらいをする。

「もう、これでいいだろ?俺は本当に退屈な人間なんだよ。」
『どうして?せんせいの事知れて、嬉しいよ。ブーンさんなんて、全然話してくれなかったもん』
「ブーン?ああ、お前と一緒にいた男か?そういえば彼はどこへいったんだ?」
『用事があって離れたよ。終わったらノバックで待ってるって言ってた。』


アルケイドの装備を変更!

『まだED-Eの連絡が来ないから、フリーサイドに戻って近場を探索しようかな。』
「そういえば、ED-Eってなんだ?」
『エイプリルがデータを役立てたいっていうから渡したんだけど、プリムで見つけたアイボットのこと。』
「アイボット・・・か。」
アルケイドの表情が少し硬くなったような気がした。どうかした?と聞いてみたが、首を横に振るだけだ。

話す気がないようなので、フリーサイドの北門へ戻ることにしよう。

戻る途中でフィーンドに襲われたり、貯水槽見つけて潜り込んだりしていると急に「ED-Eのアップグレードが完了した」と表示が出た。
ED-Eはプリムに戻っているようだ。

『せんせい!ED-Eのアップグレードが終わったって!』
「思ったより早かったな。」
『プリムに戻る!!すぐに戻るよ!』
「おいおい、落ち着けって。逃げやしないから、慌てるなよ。」
『だって、ED-Eに早く会いたい。ずっと一緒に旅してきたんだよ、ED-Eと。』

悲しそうな顔に絆されたのか、アルケイドはLuciaの頭を優しく撫でた。
お父さんってこんな感じかな。ふと思ったが、口には出さないでおいた。
「じゃあ、急いで行くとするか。」
『うん!』

プリムにあるナッシュの家に飛び込むLucia。
久々に顔を見せたLuciaに驚いた表情を見せるナッシュ。ふよふよと浮かぶED-Eを指さした。

「こいつを迎えに来たのか?」
『そう!元気にしてた?』

ED-E My Love:完了。

いつものBeep音を発して、くるくるとLuciaの周りをまわるED-E。
嬉しそうにED-Eに頬を寄せるLuciaを少し離れた場所からアルケイドが見つめていた。

『せんせい、付き合ってくれてありがとう。』
「いや、いいよ。で、これからどうするんだ?」
『オールドモルモンフォートに戻って、他の人たちからも話が聞きたいな。』
「わかった、いいだろう。」

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