Fallout4~Reunions(後編)

Fallout4~Reunions(後編)

ドッグミートと別れて、ニックと2人ヘーゲン砦の調査に乗り出す。
絶対見つけてやるぞ・・・ケロッグ!!

「ここは昔の軍の要塞だ。作戦を展開させるには良い場所だ。防衛もしっかりできる。ケロッグの奴、いい場所を見つけたもんだ」
「ニック、感心してる場合じゃないだろ」
「すまんすまん」

地下駐車場から中へ入る入り口を見つけた。

人造人間たちを倒しながら先へ進んでいく。

ケロッグが館内放送を使って語り掛けてくる。
あいつ・・・見張ってやがるのか?なんでもお見通しと言いたいのか??

「くそっ・・・・!」
「気持ちはわかるが落ち着け。」
「・・・!」
強く目をつぶり気持ちを落ち着ける。くそっくそっくそっ!!


ケロッグ:いいか。ムカついているんだろ?それはわかる。

「お喋りな野郎だな!!」
「落ち着けジョージ。奴の思い通りの反応をするな。ただ・・・気になるのは俺たちを煽っているのか、帰らせようとしているのか、わからんとこだな」
「頭をぶち抜いてやる」


米国秘密工作マニュアル


ニック・バレンタイン:あと少しだ。あのベテラン傭兵のタバコの匂いが嗅げそうな気がする・・・

どうやら、あと一歩のところまで来たようだ。ケロッグの声音が少し変わった。


ケロッグ:ほう、やったな。探していた相手はここだ。

「ニック・・・」
「心の準備はいいか?」
「おう・・・」
「・・・早まるなよ。情報を集めるんだ。」
「わかってる。わかってる・・・」

暗がりの中からケロッグと人造人間たちが現れた。
思わず引き金に指がかかる。

ニックが俺を庇うように一歩前へと踏み出した。

「ほう、来たな。連邦一凹まない男だ。おかしいな、それは俺の称号だと思っていたんだが」
「・・・ケロッグ・・・!!」
「・・・話をしようじゃないか」

「ショーンを返せ!!今すぐにだ!」
「おやおや。自分にはその権利があると、な。オーケイ、いいだろう」
「どういうことだ?」
「ショーンはいい子だ。思っていたより少し年上だろうが、もうそれはわかっているんだろう?」
「・・・」
「だが幸福な再会を願っていたのだとしたら、それは実現しないな。あのこはここにはいない」

「くそっ、傭兵野郎!!あのこは、息子はどこだ!」
「心配するな。あの子が無事で幸福だと知って死ぬんだから。思っていたより年は上だが元気だ。少なくとも愛ある家にいる。インスティチュートに」
「!!インスティチュートだって!」

ニックの体がこわばったのを感じた。

「インスティチュートだろうと、どこだろうと必ず見つけ出してやる」
「使い古された言い回しがあるよな。”すごく近いのに、すごく遠い”。それがショーンだ。」

「さあ、話は終わりだ」

そう一言いうとケロッグは戦闘態勢に入った。
ステルスボーイを使って姿を消す。周りの人造人間たちも襲い掛かってきた。

ニックと2人でケロッグを倒す。


ニック・バレンタイン:よくやった。

ニックは周りに何か残されていないか、探し始めた。

俺は・・・今まで必死に追いかけてきた男、今は亡骸となった男を見下ろしていた。
ショーンについてのメッセージがないか、調べているとパスワードを見つけた。これは・・・ケロッグのターミナルへアクセスできるパスワードだ。きっと手がかりがあるに違いない。

そして・・・サイバネティック・ブレイン・オーグメンターなど・・・。ケロッグは人造人間だったのか?
強化された人間?こんなことができる科学力があるのか?

パスワードを使ってターミナルへアクセス。

ショーンがインスティチュートに連れ戻され、支払いを受け取った・・・とターミナルに記載されている。
誘拐したのはインスティチュートか?
ケロッグはインスティチュートの手先だったということか・・・?


ターミナルの近くにロブコファン

「ニック・・・。インスティチュートはどこにいるんだ?」
「あいつらは都市伝説みたいなものだからな・・・。だが必ず存在する。俺を・・・俺を作り出したんだからな」
「ニックでも居場所はわからないということか?」
「そうだな。俺は・・・捨てられたプロトタイプだからな」
「くそっ。なにか・・・何か方法があるはずだ」
「そうだ。ここは一度引こう。新しい人間を引き入れるべきだ。」

思いもよらないニックの言葉に首をかしげる。新しい人間・・・?

そこでニックは聞き覚えのある名前を口にした。
「ダイヤモンドシティの新聞記者、パイパー・ライトだよ。彼女と話をしてみよう」

なるほど、パイパーならインスティチュートについて詳しいだろうし色々な噂話も知っている可能性がある。

「わかった」
「まずはここから出よう」



砦から外に出ると、大きな飛行船が上空を飛んでいた。あれは・・・?

繰り返し呼びかける声が聞こえてくる。B.O.Sだという。

「深い闇を覗き込み、私は不思議な恐怖に捉われ、立ち尽くした」
「ニック?」
「B.O.Sがあのデカイのを連邦の中心に向けて飛ばしてきた。あいつらは戦争を始める気だ」
「B.O.S・・・。」

大きな飛行船を見送り、ダイヤモンドシティへ戻る。
ニックと共にパイパーを探して、パブリック・オカレンシズへ。

「パイパー!助けが必要なんだ」
「ブルー?ニックまで!2人そろってどうしたっていうの?」
「俺の息子・・・ショーンはケロッグと言う男に誘拐された。だがそれだけじゃない。奴はインスティチュートと組んでいて、ショーンをインスティチュートに渡したんだ」
「なんてこと!それで?インスティチュートについて何かわかったの?ケロッグはどうしたの?」
「やつは・・・やつは死んだよ。俺が頭を吹き飛ばした」
「ブルー!君ってやつは・・・。」

しばらく黙り込んでいたニックが何かを急に思いついたように目を輝かせた。
「そうだ、脳みそだ」
「え?ニック、気持ち悪いこと言わないでよ」
「脳みそを吹き飛ばされている・・・ふっ、脳みそだ。死んだ男には必要ないよな?」
「何言ってるの?サブルーチンに欠陥があるんじゃない?」

ニックはパイパーを無視して俺に話しかけてくる。

「グッドネイバーにメモリーデンという場所がある。心の奥の記憶を蘇らせることができる場所だ。」
「そこでケロッグの脳みそを使えば・・・過去の出来事を知ることができるというわけね」

さっきケロッグの死体から回収したサイバネティック・ブレイン・オーグメンターを2人に見せた。パイパーは顔が引きつっている。ニックは興味深げに眺めていた。
「これを使えば・・・いけるかもしれないな」

「よし、メモリーデンへ行こう」
「心配するな。お前の息子を取り戻す。あと少しだ」
「2人が出かけている間に、もう少し調べておくね。連絡がしたければ私はここにいるから」
「ありがとう、パイパー。そしてニックも」




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