Fallout3 アンダーワールドへ向かう

Fallout3 アンダーワールドへ向かう

アブラハム・ワシントンから謝礼を受け取ると、挨拶もそこそこにシドニーは外へと飛び出して行く。
慌てて後を追いかけるPatrick。

『ちょ、ちょっと待って、シドニー!』
「え?なに?」
早速仕事終わりの一杯を楽しもうとしていたところに水を差されたような形になり、シドニーは不機嫌そうに振り返る。

『や、あのさ。これからどうするのかと思って。』
「一杯ひっかけたら、アンダーワールドに行くつもり。用があったらアンダーワールドに来れば会えると思うよ。」
わん!とドッグミートが返事をする。
じゃぁね、と手を振ってシドニーは立ち去って行った。

さてと。
どうしようかな、と考える。
シドニーと一緒にアンダーワールドに向かおうかと考えていたが、誘う間もなく彼女は行ってしまったしな。
ドッグミートが元気づける様に、鼻面をこすりつけてきた。
くぅん?
『よし、まずはご飯を食べよう。お前も腹が減っただろ?』
「わん!」

ゲイリーズギャレーで食事をした後、弾薬を補充するためにフラック&シュラプネルへと立ち寄る。
買い物をしている間中、警備隊長のハークネスがじっとPatrickの挙動を見つめていた。

『・・・えーと。なにか用?』
「いや、別に。ただ随分と弾薬を買い込むんだなと思っていただけだ。」
『これからD.C.地区に行くから。その準備だよ。』
そうか、と呟いてハークネスは立ち去って行った。

武器屋のフラックが、ハークネスは真面目過ぎるんだ。気にすんな。と声をかけてくる。
「で、どこに行くんだ?」
『アンダーワールドって知ってる?』
「あー、キャラバン隊のやつに聞いたことがある。グールばかりいるんだろ?」
『らしいね。知り合いがそこに行くって言ってたから、ちょっと立ち寄ってみようと思って。』
あの辺はスーパーミュータントどもが沢山出るらしいから、準備万端にしておけよと忠告された。
笑いながら応え、リベットシティを後にする



アナコスティア交差点を抜けてD.C.地区へ。

アンダーワールドの入り口を探してウロウロしているところへ、ひとりのグールが声をかけてきた。
「ちょっと、あんた。こんなとこで何してるの?死にたいのかしら、観光客さん。」
『いや、僕はアンダーワールドを探してて・・・。』

ウィローと名乗るグールは、じろじろとPatrickを眺めた。
「アンダーワールドは博物館の中だよ。」

この辺りはB.O.S.にタロン社の傭兵たちなど、狙ってくる奴らは多い。
B.O.S.が?と怪訝そうな顔をすると、人間以外の存在はお嫌いみたいだよ、とウィローは言う。

彼らにとっては、グールもスーパーミュータントも人外ということでひとまとめになるらしい。
アンダーワールドは骸骨を潜り抜ければ辿り着くよと教えた後、ウィローは臭いが気にならないといいけどと呟いて、その場を離れて行った。

歴史博物館の中に入ると、確かに・・・骸骨がある。大きな骸骨が。

あの骸骨の下にある扉の向こうにアンダーワルドが。

・・・扉に近づくにつれ、臭いが気になってきた。
なんのにおいだろう。
饐えたような、この臭い。
ウィローが言っていた、臭いとはこのことだろうか。

「見ろよ、スムーズスキンだぜ!」

Patrickを見つけたグールがいきなり声をかけてきた。
スムーズスキン、と呼ばれたことに驚いて思わず思考が止まる。
『え、あ、ここは?』
「ここか?ここはアンダーワールド。D.C.で唯一グールが安心して暮らせる街だ。」
『ここがアンダーワールドか・・・。』

見ればグールたちが沢山暮らしているようだ。
ふと、そこでPatrickは臭いの元に思い当たった。
そうか、グールたちの、か。

ウィンスロップと話をした後、近くにいるグールやガッツィーにも声をかける。


ケルベロス:アンダーワールドの住人を守るようにプログラミングされている。ことを非常に不満に思っている。


パッチワーク:泣き虫。酔っぱらって指先や腕なんかを落としてしまっているらしい。

建物の中を見て回ると、この中に洋服店や酒場、医療など色々揃っているようだ。
洋服店の店主、チューリップが色々と教えてくれる。

「クインが外に出て、あれこれ集めてきてくれるのよ。ウィンスロップは修理もできるし。」
『へぇ。』
「レイダーや奴隷商人が時々紛れ込むこともあるけどね。」
『そういう時はどうするんだ?』
「外にはウィローもいるし、中はケルベロスにカロンもいるから追っ払ってくれるわね。」

カロンと言う名前は初耳だ。
チューリップに聞くと、アズクハルのところの傭兵だと言う。
興味を示すPatrickに、話しかけても無駄だよと言うチューリップ。
どういうことなんだろう。とりあえず、あとで酒場に行ってみよう。

診療室らしき場所に出た。
誰かがベッドに横になっているようだ。
Mr.バローズと名乗るグールが、近づいてきたPatrickに何しに来たと声をかける。

『彼女は一体どうしたんです?』
「あのこは、このあたりの廃墟を拠点にしている傭兵集団のリーダーであるライリーだと思う。」
Mr.バローズに頼んで起こしてもらう。


※スキルチェックが何度かある。Gun Nutがあれば武器の話を、Explosivesがあれば設置した地雷の話なんかが聞ける。

『落ち着いて!そんな体じゃ、動くことも難しいよ。』
「でも、仲間が。あのままじゃ、部隊もろともスーパーミュータントの餌食になってしまうわ!」
『OK、わかった。僕が助けに行くから。だから君はまず怪我を治して。』

ライリーから、隊員たちが立て籠っているステーツマンホテルの場所や地雷・罠なんかの話を聞く。


クエスト:Reilly’s Rangers 開始

ライリーに隊員たちを助けると約束して、その場を離れる。

ドッグミートがPatrickの手をぺろりと舐めた。
助ける、と安請け合いしたけど、僕だけじゃな。
さっきチューリップに聞いたカロンって傭兵。
力を貸してくれないかな。傭兵だっていうから・・・お金がかかるんだろうな。


カロン:知らん。アズクハルに聞け。


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